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2006年10月10日 (火)

ガメラ4 蛇獣復活

・・・いやー面白かった。
久しぶりに怪獣映画の醍醐味を堪能しました。

皆さん観ました?一日限りの公開、
犬映映画「ガメラ4 蛇獣復活」(銀子修介監督)。

えっ?観てない?地域、期間限定なのかな?
あの傑作をご覧になっていないとは!もったいない!
じゃあ、「ネヴュラ」読者の方々だけに、ブログ限定レビューと行きましょう(笑)。
(あの林家さんの自主映画とは別物ですから。念の為。)

この物語は「ガメラ3 邪神覚醒」(1999年大映 金子修介監督)のエンディング直後から始まります。
あのエンディングで、イリスとの壮絶な死闘の末満身創痍となったガメラの前に現れるハイパーギャオスの群れ。果敢にも戦いを挑むガメラに向かい、ギャオス達は総攻撃をかけます。数十羽のギャオス達についばまれるガメラ。手負いのガメラはなす術もありません。
ハイパーギャオスの群れを牛耳る「ボスギャオス」がガメラにとどめを刺そうとしたまさにその時、突如地面から伸びる巨大なドリル状の尾!ドリルはボスギャオスを串刺しにするが早いか、その生体エネルギーを吸い取っていきます。見る見る干からびてゆくギャオス。
尾は大地を割り、地上にその全身を現しました。


Photo_246 全長200メートルはあろうかという大蛇、
ガラシャープ!
ギャオスのエネルギーを吸い取った尾のドリルに加え、コブラ状の頭の左右にも金属質のドリルを備えた異様なその姿。

新たな敵の出現に、ギャオスの大群は超音波メスの集中攻撃。
ところがガラシャープは頭部と尾のドリルを回転させます。この回転は特殊な周波数の超音波を放ち、ギャオスの超音波メスに干渉しその軌道を捻じ曲げてしまう!
言わば「超音波シールド」なのです。


Photo_247 色めきたつギャオス達に、ガラシャープは驚異の跳躍力と尾のドリルでギャオスを一度に10羽以上串刺しに。瞬時にエネルギーを吸い取られるギャオス達。ガラシャープはその闘いの最中にも吸収したエネルギーで巨大化していくのです。戦いながら成長する生物!
ギャオスを凌ぐ圧倒的な強さです。
本能的に危機を感じ取り、空に散るギャオス達。ガラシャープも満腹になったのか地中に姿を消します。奇跡的に危機を回避し、飛び去るガメラ。右腕の部分が火を吹かない回転ジェットがガメラの傷を物語ります。

古代アトランティスの超遺伝子獣、ギャオス。古代人が危険な文明へのセキュリティーとして作ったこの生物が滅ぼした古代文明は、アトランティスだけではありませんでした。
その後、歴史の影に埋もれたいくつもの文明がギャオスによって滅ぼされてきたのです。
ガラシャープはその滅ぼされた文明の一つにより作られた、言わばガメラと同じカウンターウェポン。

「あの「蛇」という形状からして、古代エジプト文明がなんらかの関係があるのでは。」科学陣はそう推測します。それはスフィンクスやピラミッドの頃よりさらに昔。
古代エジプトで王を守る存在として神聖視された「蛇」。ギャオスによって滅亡の道を辿る古代人が「最後の希望」としての思いを託す存在としてあの姿を象ったと。

では何故、その超古代エジプト文明がギャオスにより滅亡を迎えた時、そもそものカウンターウェポンであるガメラは甦らなかったのか?
そこに、「ガメラ3」で語られた「マナ」の概念が絡んできます。地球自身が持つ超自然力「マナ」。超古代エジプト文明が栄えた頃には、まだ「マナ」が地球に満ち足りていなかったと。
そしてガメラには魂が宿らなかった訳です。ガメラという存在の成立がいかに奇跡的であったかがここで語られます。

そしてもう一つの疑問。何故ガラシャープは超古代エジプト文明をギャオスから守れなかったのか?ここにガラシャープの恐るべき設定がありました。
ガラシャープはギャオスを捕食、その生体エネルギーを取り込んで成長する怪獣。ところが成長過程で、人間のエネルギーをも取り込む事を覚えてしまったのです。
あろうことか、超古代エジプト文明はギャオスに加え、自らが作り出した驚異に滅ぼされたのでした。(このあたり怖いですね。現代にも通じませんか?北○鮮とか)

ガラシャープは超古代エジプト文明を滅ぼした後、自らの新陳代謝を抑制し、エネルギーの消費を抑える「冬眠」を覚え、現代まで生きながらえてきたのです。
そして今現代文明の行き詰まりと共に、地上で展開する天敵、ギャオスの復活に呼応して永い眠りから醒めたのでした。

超古代エジプト文明が作り出した脅威ガラシャープは、尾と頭部のドリルを使い、地中を自在に移動してあらゆる場所に姿を現します。
当初ギャオス駆除の新たな救世主として安心していた人類も、ガラシャープの「食人本能」に恐怖。そしてガラシャープの地中行動により地震や火山活動が誘発されてしまいます。突然の都市陥没や火山の噴火は地球滅亡に繋がる恐るべき事態に。必死にガラシャープの生態を研究する科学陣。

捕獲したギャオスを餌にガラシャープをおびき出す自衛隊。ついに現れたガラシャープですが、その体長は思いの他小さくなっていました。しかしギャオス捕食とともに再び巨大に。
Photo_248 ガラシャープは捕食をしない時、消費エネルギーを最小限に抑えるため体を小さくする性質があるのです。しかしその性質と「冬眠」がある限り、永久に倒す事が出来ない相手。
どんな攻撃もあの「ドリル」に跳ね返されてしまいます。
そこへ、ギャオスを本能で感知したガメラが出現。
対ガラシャープ戦第1ラウンドのゴングです。

ガラシャープも本能で、ガメラのエネルギーを奪わんとしていました!

Photo_249 超高層ビルに巻きつくガラシャープにはガメラのプラズマ火球もまったく歯が立ちません。飛びかかるガラシャープ。回転ジェットで振りほどくガメラ。ガラシャープはジェットの噴出孔を塞ぎ、さらにガメラに巻きついて生体エネルギーを吸い取ります。
見る見る白くなっていくガメラ。ガメラの倍以上に巨大化するガラシャープ!
ガメラ絶体絶命の危機です。ガラシャープの締め付けでガメラの甲羅に大きな亀裂が!
逃げられないガメラに迫る、鋭いガラシャープの回転ドリル!


・・・いやー大興奮。
「対イリス戦」を超える、ガメラ最大のピンチでしたねー。
この後がもう。第2ラウンドの驚天動地の展開、そして驚愕のラスト!

なーんて。いいかげん付き合いきれないでしょ(笑)。
これは「ガメラ対深海怪獣ジグラ」(1971年大映 湯浅憲明監督)の次回作として考えられた「ガラシャープ」という敵怪獣を基に、私が考えたデッチ上げのお話です。

大映の倒産により残念ながらこのガラシャープ、映画としての作品化は叶いませんでしたね。
そのデザインはいろんな文献で発表され、立体化もされているので皆さんご存知ですよね。私結構好きなんですよ。これ。ガメラの「丸」と好対照の「長い曲線」というフォルムが。
このデザインを見ていると、ついこんなストーリーが浮かんできちゃうのでした。

(LD「ガメラ永久保存化計画」の特典映像「ガメラ伝説」中のストーリーも好きですが、これは私のオリジナル)

久しぶりのウォーキング中に思いついたおバカストーリーなので、皆さん存分にツッこんで下さい(笑)。
こういうのもブログならではのお遊び。
どんな映画も考えるのはタダですからねー(笑)。私の心の映画館では、いつもこんな「超大作」が上映されているんですよ。いい年してオタクでしょー(爆笑)。
こんなおバカの怪獣オタクが一人くらい居てもいいかと。
金子監督も樋口監督もみんなこういう「夢見る少年」だったはずなんですから。

Photo_250 この「ガラシャープ」に限らず、ガメラ映画にはNGデザインの怪獣がたくさんありますよね。写真の「マルコブカラッパ」もその一つなんですが、これ・・・どう思います?

このデザインでストーリーを作り上げられたら偉い!私は尊敬します。

Photo_251 で、「対ガラシャープ」の結末は(もういいって?)私の中にはあります。
キーポイントは「生体エネルギー」とは具体的には何?という事。この後のストーリーはここをポイントに展開します。

でも私の中には、最近の怪獣映画によくある「変化」や「憑依」「合体」などはさせたくない、という意地があります。
それをやっちゃうと「何でもアリ」になっちゃいますから。


「成長」はあっても「変異」はない。
それが私の考える「怪獣映画」です。
どなたかに、この続きを考えていただくのも楽しいですよね。
「タダで作れる超大作」。創造の翼を広げる、いいトレーニングになりますよ(笑)。

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コメント

今晩は、オタクイーンさん。
大映に こんな企画があったなんて・・・知る人ぞ知るというヤツですか?
この ガラシャープ 、蛇なだけに 着ぐるみでは かなりキツそうですね(笑)。
当時なら セブンの ナース のような感じになるのでしょうか?
SFX全盛の今、パワーアップした平成ガメラオタクイーン版、是非観てみたい!(笑)。

ポン太様 コメントありがとうございました。
この「ガラシャープ」、一般にはあまり知られていませんが、専門書などには比較的露出の多い、マニアには有名な怪獣なんです。
ネットで検索すると、私のようにオリジナルストーリーを考える方々も多く、あらためてこの怪獣の人気の高さがうかがえます。

ただマニアにとっては、作品が製作されていないからオリジナルを考える余地がある訳ですよね。
そういう「創造の余地」を与えてくれるガラシャープは、ある意味貴重な存在でもある訳で(笑)。

でも、この「ガメラ4」どれくらいの予算がかかるんだろう?
迫力では、軽くスピルバーグの「宇宙戦争」を超える自信があるんですが、予算もそれなりに・・・
日本映画界の体力がもつかどうか(笑)。

 こんにちは。ご無沙汰しております、のガメラ医師です。
vsガラシャープの新作! しかもガメラ3の続編なんか拝見したひにゃもう… 感涙ホトバしりまくりです!
 感動を頂き、有難うございました。

 今週はこちらを含めてガメラ3関連の興味あるエントリーを幾つか拝見いたしましたので、拙Blogでご紹介させて頂いております。差し支えなければご笑覧くださいませ。
 
 それでは、失礼いたします。

ガメラ医師様 コメントありがとうございました。
こんなデッチ上げのストーリーをご紹介まで頂き恐縮の極みです。
あまりの出来の悪さにご迷惑がかからなければいいのですが(笑)。

こういうお話を考えるのは楽しいですね。「設定遊び」的な所があって。世界観のユルーい縛りがあるからこそ、こういう遊びが成立するような気がします。

ガメラ医師さんのブログも拝見させて頂きましたが、なかなかにガメラへの愛に溢れた方とお見受けしました。

ここはひとつ、ガメラ医師さんバージョンの新作ガメラストーリーをお考えになってみては?お手軽な思考実験として楽しめますよ。
ブログは最適な発表の場。私も恥ずかしげもなくアップして、突っ込みまくられております(笑)。

これは素晴らしいストーリーです。


林家しん平さんの「ガメラ4真実」

は見に行来ましたが、個人的にはよく分からない内容で、あまり好きではありませんでした。

特に後半は頭に入りませんでしたし。


この「ガメラ4 蛇神復活」の方が内容的にいいですね。

ガラシャープは20年前に発売されたガメラ復活計画だったかのタイトルLDBOXのガメラ対バイラス本編終了後の特典映像収録されてました。故湯浅監督や井上氏らの監修による幻のガメラ第8作として予定されてたガメラ対双頭怪獣Wの決定稿として制作が予定されてたガメラ対ガラシャープをイラストとミニチュアで現代版として再現したのを見たので知ってました。

DVDBOXにも収録されてるみたいですよね。

自分もガメラ対ガラシャープをスクリーンで視てみたいので、なんとかしてガメラ復活、あの「ガメラ3イリス覚醒」の最後の5分間の続きを視たいですね。 可能なら螢雪二郎さん、中山忍さん、藤谷文子さん、前田愛さんにも、あれから何十年かたってからの姿として出演してほしいです。 ただしそうなると最初のハイパーギャオス編隊とガラシャープの対決から20年以上ギャオスの活動もなくなり、ガラシャープも再び活動停止したと言う内容にはなりますが、イリス戦で瀕死の重傷を追ったガメラの治癒には充分な時間ですし、20年以上たってからの再びギャオスの勢力復活、ガラシャープの活動再開にもリアリティーは出ますね。


なんとかして角川大映さんに、この内容でガメラ復活させて欲しいもんです。

今は駄作シン・ゴジラのCGに酔いしれてる、キモいエヴァヲタや、にわかゴジラファンが、「もはや着ぐるみではなくてCGだよ、しーじー!」とか間抜け面でぬかしてますが、ガメラ復活作品はほぼ着ぐるみ撮影、一部CGで視たいものです、

すいません間違えました、
「ガメラ4 蛇獣復活」でしたね
「蛇神復活」だと「邪神覚醒」と混同しちゃいますね

改めて考えると、ガラシャープをガメラ新作、「ガメラ3」の続編、「ガメラ4」
に持ってくるのは正当かもしれません。


「ガメラ3」で語られた4神でガメラは北の玄武」、イリスは南の「朱雀」残りの2神の一つとしてガラシャープが東の「青龍」に当てはまると思います。

そしてもし実現したらさらに、新作で新怪獣、もしくはバルゴン、ジャイガー辺りをリメイクして西の「白虎」とすれば完全に4神出揃います。

欲を言えば平成ガメラ3部作第2:弾、それとも天皇の生前退位がかなって、元号が代わり、○○ガメラ3部作として最後に中央の「黄龍」として遂にあいつ((言わずと知れたキングオブモンスターゴジラ)との対決が実現すればもう言うことはありません。

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