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2006年9月26日 (火)

超人へのパスポート

「ネヴュラ」をご覧の同世代の方々。
子供の頃「ボールペンを片手に高く掲げた」事がおありでは?

「あります!」なんて方は、そのボールペンが銀色でなければならない理由もお分かりですよね(笑)。そうです。今日はそんなお話です。ボールペン片手にお読み下さい(笑)。

色々な意味でヒーロー番組のエポックだった「ウルトラマン」(1966年)。
数々の新機軸の中でも、本放送当時のメインターゲットたる私達子どもが最も憧れた事。それは「ハヤタ隊員から一瞬にして変身するウルトラマン」でした。
確かに科学特捜隊の隊員はかっこ良かったし、怪獣もバラエティーあふれる存在感を見せてくれましたが、主人公たる「ウルトラマン」こそ、何と言っても憧れの要。
怪獣ゴッコの時は、そこらへんに落ちていた木の枝や、家から持ち出したボールペンなどを「ベーターカプセル」に見立て、みんなで「変身」していたものです。
子供の頃の想像力は大変豊かで、木の枝を片手に高く掲げるだけでもう気分は「身長40メートル」。公園はミニチュアセットの町並みに見え、砂場の山を崩しながら友達と格闘していました。

Photo_203 そのウルトラマンになれる唯一のアイテム「ベーターカプセル」。これはもう、子供にとって夢にまで見る一品じゃなかったですか?
なにしろ今ほどウルトラに関しての情報が無かった時代ですから、「あれさえあれば自分もウルトラマンに」なんて思ってましたよね。

これは不思議な感覚ですね。変身アイテムを使ってヒーローになるっていう設定は、ウルトラマンが初めてだったんではないでしょうか。
私はそんなに詳しい方じゃないので、その辺の情報は識者にお任せしますが、少なくとも本邦初の巨大ヒーローは、変身アイテムの使用においてもエポックだったと思います。

この「ベーターカプセル」。当時はそのシステムなんてまるっきり知らなかったんですが、ウルトラマンのエネルギー源である太陽からのベーター線をあそこに貯めておいて、変身する時に解放、ハヤタ隊員はそのベーター線を浴びる事でウルトラマンに。という事だったんですねー。
なるほど。よく出来てる。確かにそういう設定なら、あれが無ければハヤタ隊員はウルトラマンになれない訳ですねー。
そういうシステムは番組中では説明されませんでしたが、あのベーターカプセルがらみのピンチは多かったような記憶があります。

よくやりませんでした?わざとちょっと遠くや、障害物の向こうにベーターカプセル(の代わり)を置いて、手を伸ばしても届かない、っていうピンチ遊び。(私だけ?)
そんな遊びを子供にさせるほど、本篇上でもあのベーターカプセルは、単に変身アイテムに留まらない「名演技」をしてくれたと思うんですが。

1980年頃の第三次ウルトラブーム、ようやく発売されたベーターカプセルは、私にとっての宝物。もう木の枝やボールペンで代用する必要もなくなりました(爆笑)。

Photo_204 「ウルトラセブン」(1967年)になると、変身アイテムもスティック型からおしゃれなアイウェア型に(笑)。この「ウルトラアイ」も子供に人気がありましたねー。
これの場合、変身に掛け声が必要なんですよね。「デュワ!」という(笑)。でも、このウルトラアイ、欠点が一つある。
子供が「ゴッコ」で変身すると、その後一回ポケットに仕舞わなきゃならないという(笑)。

この仕舞うとき、ちょっと素に戻っちゃうんですよね。ここが辛かった事を今更思い出したりして(何を思い出してるんでしょ私。いい年して(笑)。
この「ウルトラアイ」も「マン」同様、「セブン」本篇では宇宙人に盗まれたりしてドラマを盛り上げる「名脇役」でしたね。

その後、「帰ってきたウルトラマン」(1971年)で、変身アイテムは一度影を潜めます。私はこの時ちょっとがっかりしたのを憶えています。なんか「変身の象徴」がなくなっちゃったような気がして。「ここから自分は超人になるんだ」という「けじめ」がなくなっちゃったんですね。
だから「ゴッコ」遊びもちょっとテンション下がっちゃって。

ところが(もうお分かりでしょうが)この頃「ウルトラ」に替わって子供の人気を集めたのがご存知「仮面ライダー」(1971年)。
これは変身アイテムの無い「帰りマン」に比べて分かりやすく真似しやすい「変身ポーズ」が絶大な効果を上げていました。

当時、これを真似しなかった子供は居なかったのでは?今だに1号、2号、V3までは、腕の振りから「溜め」、掛け声「変身!」のタイミング、腰の入れ方(笑)まで忠実に再現できます。また何を力説してるんだか(笑)。

で、これも不思議なんですが、「ライダー」の場合、変身アイテムが無い代わりに子供の人気をさらったのは「光る!回る!」の変身ベルト。ライダーを象徴するアイテムでしたよね。

これは劇中で納谷五郎さんから(笑)説明があったので分かりましたが、あのベルトは仮面ライダーのエネルギー取り込み口で、中心は「風車ダイナモ」と言うんですね。
ベルトの風車に受ける風圧が仮面ライダーのエネルギーという訳で、言わばライダーは「風力発電」なんですよ。

その風圧を受ける為、ライダーはオートバイで移動する。うーん。実に理にかなった設定。その設定も2号ライダーで「自力変身」に変わっちゃいましたが。
でもあの変身ポーズは説得力がありましたよね。あれはもう時代劇の「見得を切る」部分ですよ。水戸黄門で言う「この葵の御紋が目に入らぬか!」の場面ですよね。やっぱりヒーローにはああいう「決めポーズ」が必要ですよ。

Photo_205 当時、私も一日100回以上腕を振り回して「変身」していたものでしたが、私は変身ベルトを買ってもらえず、(ついでに「超人バロム1」のボップも買ってもらえず)辛い思いをしていたものです。最近発売された高価なベルトも貧乏な私には手が届かず。つくづくめぐり合わせの悪いアイテムです。こんな安いおみやげグッズが精一杯で。

その後「ウルトラ」「ライダー」共に、現在まで脈々と受け継がれる歴史がある訳ですが、その中で私のお気に入りはこれ。
Photo_206 まずは、「ウルトラマンティガ」(1996年)のスパークレンスですね。このアイテムも「ティガ」のストーリーに準じた設定がありまして、「ティガ」の世界では、ウルトラマンは「人間を光に変えるシステム」で変身するんですよ。ただ、「光によってウルトラマンになれる人間」は限られていて、それが主人公、ダイゴ隊員という訳。
で、このスパークレンスは超小型の「光変換システム」なんですね。この設定に私は唸りました

「エネルギー源」ではなくて「システムそのもの」という設定。いやーウルトラも進化するなー。
ストーリーも名作が続出、このスパークレンスを使って悪事を働く敵役が登場するエピソードは盛り上がりましたねー。このスパークレンスは、「ティガ」のストーリーの根幹をなすアイテムなんですよ。
ちなみに黒い方は劇場版に登場するもの。設定は作品をご覧になって頂ければ(笑)。

「ライダー」では、近作は「武器の一種」的な感覚が特に強い「ベルト」。昔のライダーと違い、主人公が改造人間じゃない為に、「ベルト」そのものが変身アイテム化してますね。
Photo_207 特にお気に入りなのが「仮面ライダー555」(2003年)に登場した「ファイズドライバー」。これはまずベルトの基部を体に装着します。昔で言う「ダイナモ」の部分がなんと「携帯電話」型になっていて、これを「555」とプッシュ、ベルトに装着することにより変身するという(笑)。

Photo_208 考えてみれば、電話番号がヒーロー名になっているのも珍しいですね。今気づいた(笑)。
他にも体の各所にこれらの武器を装着して敵を倒す、メカニックな魅力に溢れたライダーでした。まあ武器もこんなにおしゃれなケースに入って。これがおもちゃですからねー。(このケースの色でバージョンが分かる方は、「555」フリークですね)

でも「555」については、ストーリーはあまり好きにはなれません。あくまで「変身アイテム」の魅力、いや、おもちゃの魅力でしょうか。
私の中では平成ライダーのベストはあの「仮面ライダー竜騎」(2002年)ですから。

Photo_209 手持ちの変身アイテムおもちゃを見ながらつたないお話を聞いていただきました。こんなアイテムを今も集めているのも、やっぱり子供の頃の変身願望を引きずっているんでしょうね。本当に成長しない私(笑)。
ところで、こういうアイテムを使って変身するヒーローって日本だけじゃないでしょうか?

海外ヒーローにあまり詳しくない私。スーパーマンは「メガネをはずす」だけだし、「バットマン」は変身ではなく「変装」ですしね。他にもいろいろいますが、「ウルトラ」「ライダー」タイプの変身は見かけません。これは日本特有の物なんでしょうか。
「見得を切る」変身ポーズやアイテムへの依存は、やっぱりそういうイメージを想起させる「歌舞伎の文化」を持つ日本人の感覚なのかもしれませんね。

歌舞伎なんて高尚なもの、観た事もないのに。
「仮面ライダー」歌舞伎でやったら見にいくかも。あのマスク、隈取で表現するんでしょうか?いやーこれは観たい!
(いつもながら不謹慎)

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怪獣私見」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、オタクイーンさん。
またまた子供の頃の記憶を蘇らせてくれる楽しい記事を、ありがとうございます。
むかしむかし(笑)私は、永谷園の“のりたま”で、科学特捜隊の星型通信機?(隊員が胸につけてたやつ)を頂いた記憶があります。オタクイーンさんはどうでした?
ちょうど扁桃腺の手術で入院していた私は、これが届いて大喜びした記憶があります。
あれ??? スーパージェッターの腕時計型通信機だったかな? あれ?記憶がこんがらがってきた(笑)。

ところで(短くいきますね(笑)、平成仮面ライダー、私はアギトですね!
シナリオ、キャストはもちろん ライダー型装甲スーツ?も ◎。
オタクイーンさん絶賛?のティガは 残念ながら未見なので、ノーコメントです(*^^*) by ぽん太

私、ドキュメンタリー映画『9.11-8.15日本心中』を配給しておりますシネマチック・ネオと申します。偶然、こちらのブログを拝見いたしまして、是非、試写(特別一般試写・東京なかのZEROホール・9/29:19時〜予定)にて本作をご覧いただければと思います。試写チケットを送らせていただきますので、返送メールにてお知らせ下さい。宜しくお願い致します。

ポン太様 コメントありがとうございました。
「のりたま」の賞品!なんて羨ましい!永谷園でしたら、たぶんスーパージェッターの腕時計だと思いますが、それにしたって羨ましい。私も大好きな番組でした。
今でも「流星号」はあこがれの車だったりして(笑)。

懸賞などにまったく運の無かった私。科学特捜隊の流星バッジは近所の駄菓子屋さんで買いました。(10円ぐらいだったでしょうか?)
プラスチック製でアンテナもちゃんと伸びる優れもの。
只一つ出来なかったのは通信だけで(爆笑)それでも、遠くにいる友達と大声で会話して、隊員同士の通信気分を味わっていたものです。

「アギト」は、平成ライダー中、私の中では「竜騎」の次に好きな作品です。「アギト」「ギルス」「G3」と個性が際立つライダーの活躍が楽しかったですね。(「アナザーアギト」も居たか)
最終回、G3を駆る氷川(要潤)のセリフ「只の、人間だーっ!」が特にお気に入り。しばらく私のマイブームでした(笑)。
今放送中の「カブト」も、開始直後は気合が入っていたんですが・・・。ここが正念場。また頑張って見ます。

長文のコメントは大歓迎です。
なぜか「ココログ」はコメント欄に文字数制限が無いようなので(想像ですが)、どんどん書いて下さい(笑)。
私の返信も長くなりますが(爆笑)。

 変身アイテムが無かった『帰りマン』は、ごっこ遊びがしにくかったですネ。しかも自分の意思ではなく、危機に直面しなければ変身できないという‥‥。あれはだれの「許可」だったのでしょう? ウルトラマン? 昔から何だか腑に落ちない設定でした。
 そういえば、スペクトルマンも自分の意思だけでは変身できませんでしたネ。でも、「スペクトルマンごっこ」はやったことがありませんでした^^;
 ネビュラの許可が無ければ「変身」できなかったスペクトルマンでしたが、私はネヴュラの許可が無くても勝手に「返信」しています(^o^)

 仮面ライダー新1号の変身ポーズは、私はずっと頭上に腕を回しているのだと思っていましたが、斜め前方に突き出していたのですネ。仰りのアングルだから上に見えていただけだったとは‥‥。大人になってからビデオで見直して驚きました。きっと2号のポーズと同じに、頭上を回しているのだと思い込んでいたのでしょう。
 しかも、私は新1号の変身ポーズを左右逆に覚えていました。これも2号の影響でしょう‥‥。
 変身アイテムは無くても、ポーズだけで気分が味わえるライダーは、ごっこ遊びも盛り上がりました。必要なのはサイクロン号となる自転車と、高い塀から飛び降りる勇気だけでした(^o^)

 『ティガ』第44話「影を継ぐもの」で描かれたスパークレンスの、「光遺伝子コンバーター」という設定が秀逸でしたネ。そのデータが最終話で活かされたのも。

 『ウルトラマン』第18話「遊星から来た兄弟」で、ホシノくんが持ってきた「ベーターカプセル」のプロップの重量感にリアルさを感じました。ペンチなどの工具と並べて、けっこう大きいものだったのだと実感しました。
 私も流星バッヂが欲しかったです。駄菓子屋で売られていた流星バッヂは白いプラスチック製でしたから、金属製のが欲しかったなぁ~。一昨年、円谷の公式サイトのwebショップでお買い物するともれなく貰えたバッヂの出来が良くて、2回もお買い物してしまいました。

 私は平成ライダーでは『クウガ』が好きです。トライチェイサーが警察の試作車両だったり、技の名前を叫ばなかったりと、「現代の感覚でリアルに『仮面ライダー』をつくったらこうなるのだろう」という部分に感心しました。
 『555』も設定はかなり好きです。カイザが登場してストーリーが嫌いな方向に動いてしまいましたが‥‥。私は海堂のキャラが好きでした。
 『アギト』では、何と言っても「ギルス」が好きです。荒々しく肉弾戦を展開する彼に、懐かしい「仮面ライダー」を見た気がしました。

 うわ‥‥、長くなってしまいました(^^ゞ

自由人大佐様 コメントありがとうございました。
そーなんですよ。「帰りマン」は変身アイテムが無くなってしまった事で「変身前の危機感の演出」そして「変身アイテムへの憧れ」というおいしいファクターを取り除いてしまったような感があります。
日本のヒーローは「変身ヒーロー」という言葉に代表される通りおそらく「変身シーン」そのものが、ヒーローの特徴や強さを著しくアピールできる「見せ場」なんでしょうね。

スペクトルマンの場合「ネヴュラ71」の許可が出た段階で、「蒲生譲二をスペクトルマンに変身させる光線(笑)」が、テレポートXレイで送られてくるという設定のようです。それはきっと「宇宙刑事ギャバン」の「蒸着」に近いものなんでしょう。
私は放送当時「スペクトルマンごっこ」を鬼のようにやり倒した世代で(笑)。毎日友達をヘドロンやミドロン、ダストマンやゴキノザウルスなど超インパクト怪獣に見立て(笑)、格闘しているマニアックな子供でした。今でもスペクトルマン怪獣は全て覚えています。
自慢になりませんが(笑)。

でも自由人大佐さん、私の「ネヴュラ」へは返信大歓迎ですよ。
むしろこちらがお願いしたいくらいですから(笑)。

ライダー新1号の変身ポーズはみんな真似しましたね。当時、国内で毎日、いったい何万人が変身していたでしょう(笑)。
確かにライダーは変身アイテムを使わない分気軽に変身できました。でもあの「光る!回る!」変身ベルトは欲しかったですね。
あれがあれば本当に変身できるような気がしました。
ウルトラマンの「ベーターカプセル」に相当する「ヒーローの意匠」が、あのベルトにはあったような気がします。

「ティガ」のスパークレンスは、私にとってベーターカプセル以来久々に欲しくなった変身アイテムでした。おっしゃる通り、マサキケイゴ言う所の「光遺伝子コンバーター」のコンパクト版、という設定に斬新さを感じたものです。
で、あの「最終話」!
たとえ一回限りの変身であっても、人間にとってもはやスパークレンスは必要ないというあのストーリーによって、スパークレンスというアイテムは「ティガ」世界を象徴させ、また完結させた重要なファクターとなったと思います。
ウルトラマンになれるくらいのアイテムなんだから、あれくらいの重要性がなくちゃ納得できませんよね。
ホシノ君が運んだベーターカプセルの重量感もむべなるかなと(笑)。

流星バッヂ、お持ちなんですね。私は昔、ゼネラルプロダクツから発売されていた流星バッヂ型ネクタイピンを持っています。これもなかなか出来が良く、たまにブレザーなどにつけて出かけていますよ。気分はすっかりフジ隊員です(笑)。

やっぱり平成ライダーでは「クウガ」の人気が高いですね。確かに設定、演出とも大変力の入った傑作と思います。制作側は「刑事ドラマ」を目指していたそうで、ストーリーのそこかしこにそんなテイストが現れていましたね。
「555」の海堂、「アギト」のギルスと、自由人大佐さんはなかなか通好みのキャラがお好きのようで。さすがですねー。
私は「龍騎」の浅倉が好きかな。(危なすぎますか?(笑)。

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