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2006年9月28日 (木)

ネイティブの業

「『ブリィッシュテイスト』って読むんですね?」
今日のお仕事。私が書いた原稿のナレーション収録の時、女性アナウンサーに言われた言葉。

「ブリッシュって、テは濁らないんじゃないでしょうか?」
「えーっ?そうなの?」
今まで「ブリィッシュ」と信じて疑わなかった私は大パニック。

アナウンス部のベテランアナにも問い合わせましたが、「英語だから読みはどっちでもいいんじゃ」なんて言われる始末で。結局両方の読みを収録しましたが。
後でネットで調べたら、どうも「ブリティッシュ」が正しかったみたいで。いやー人間死ぬまで勉強ですねえ。(皆さんの冷ややかな笑いが心地いい・・・)

こんな調子で毎日おバカ続きの私ですが、今日のお話はそんな相変わらずの日常ではなくて(恥ずかしいですし)その後の女性アナウンサーの一言に端を発するのです。
実は今日のお仕事はあるブティックの取材でした。最近のトレンド情報をVTRにするものだったんです。そこで私が作った番組の原稿に「ブリティッシュテイスト」の一文があった訳ですね。

原稿には、お店の人に取材した数々のトレンドアイテムが解説してあったんですが、その原稿を見てアナウンサーの彼女が発した言葉は
「やっぱりこの秋は、『スキニー』と『ブリティッシュ』ですねー」でした。

皆さん、もうお分かりですよね。今年の秋から冬にかけての流行は、『スキニー』と呼ばれる細身のシルエットのパンツ。主にデニムなどが多いのですが。
そしてもう一つ、イギリスの伝統的なデザインを踏襲した、ツイード素材やチェック柄などのテイストなのです。

「上半身はふんわりとしたボリュームで、下半身は細身」というシルエットが世界的な主流。
その為周りの女性からは、「今年の流行アイテムは特に着る人を選ぶ」なんて嘆きの声が聞かれるんですが。

地方局とはいえテレビアナウンサーの彼女は、やはり容姿も人並み以上。プロポーションも抜群です。それでいてクールにニュース原稿を読む姿は、「知性美」とも呼べる清潔感いっぱいの美しさが漂っていて、私などはいつも、自分よりはるかに年下の彼女に羨望の眼差しを向けているのです。

「うーんスキニーって細いですよね。よーし。採り入れてみよっと」と、ガッツポーズをとる彼女を見ながら、私は「ネイティブの女性」の業を見たような気がしました。
考えてみれば、こういったファッション系の取材VTRをスタッフ間で見せるときも、女性スタッフの目の輝きが違う事にいつも私は驚いていました。

「ここのお店の服、いつも可愛いから楽しみなんです」
「あーっ。このお店もうすぐバーゲンなんですか?行かなきゃ」

VTRの出来はそっちのけで、ひたすら画面に映し出されるレディースウェアに釘付けになる彼女達。
正直、私は彼女達ほどファッションに執着を持っていないような気がします。

「女性として生きる事を決めた」私ですが、このネイティブの女性ならではの「着飾りたい願望」には、尊敬の念を禁じえません。
確かに、毎月のお給料の内いくらかは洋服代、化粧品代などに消えていきますが、いつも雑誌やテレビで流行を追いかけている訳ではない私。(そりゃ毎日怪獣映画を見ながらソフビで遊んでるOLも居ないでしょうが)
お気に入りの服を見つけた時の彼女達の「目の輝き」には、何か女性の本能を感じるのです。

「ネヴュラ」の女性読者の方々、いかがでしょうか?
よくありますよね。少女の頃、お母さんの服を勝手に着て怒られた経験とか、口紅を無断でつけた経験とか。もう、これは男の子にはない女性特有の原体験なんですよ。
もともと男性だった私には、もうこの根源的な「女性の業」にはかなわない。

昔の記事にも書きましたが、私達のような者は、本物の女性が到達する精神レベルまで駆け足で追いつかなければならないんです。
ですからもう、その道のりは大変(笑)。ウルトラマンのマスクの素材は知っていても、女性の服の素材なんてつい最近まで全く無頓着でしたからねー。

この「ネイティブ女性の業」を感じる事は、最近特に多くなってきました。それは私が職場で同僚の女子社員と過ごす機会が増えたからでもありますね。
これは当たり前の事ですが、例えば好きな映画の雑談などをしている時、女優の話よりまず男優の話。私がよくする演出などの「芸談」よりも、まずストーリーの話。そしてやはり女性は、ヒロインに自分を投影することが多いようで、「物語の中に自分が没入する」感覚が強いような気がします。
ですから映画を「作品」として見る私とは話が見事にかみ合わない(爆笑)。

確かに女性だって十人十色。色々な考えがあって当たり前なので、私のスタンスもそれなりに受け入れられています。(「若干クールすぎる」とはよく言われますか)
ですが、私から見れば彼女達のような、感受性豊かな受け取り方がかえって羨ましかったりするんですよ。「夢見る力」というか。
それは男性が将来なりたい職業に対して持つ「野望」的な夢・支配欲とはちょっと趣が違うような。
うまく言えませんが、「どんなに出世しても、男性の前では可愛くありたい」的な、「受身」的な夢のような気がします。

(それは仕事上のスタンスとはちょっと違います。精神的なバランスという意味で)

この境地に到達すべきかどうか。私の中ではいつも葛藤があります。
「たぶん永久に到達できないのでは」という思いと、
「到達する、しないという問題より、今の自分でいる事が大事」という思い。

たぶん私は、映画や怪獣に対する思いだって、同じ趣味を持つ女性とは見方、切り口が違う筈なんですよ。その部分も大事かなって。
ただ自分を肯定しすぎると、今度は女性としてありえない存在になってしまう。そのバランス感覚が難しいんですよね。

以前にも少し書きましたが、
男女の狭間に立つ私は原作版「デビルマン」的存在なのかもしれませんね。
(通な方ならなんとなくお分かりと思います)

まあ、日々の記事の支離滅裂さが、私の内面をよく表していると思います。とても同じ人間が書いているとは思えませんからねー(笑)。
でも、そんな危ういバランスを取りながら日々を生きる私が、ちょっと好きだったりします。
そりゃ、ネイティブ女性の感性、女性としてのキャリアにはとてもかなわないけど、それを補える何かがあるような気もするんですよ。それが何かはまだ分かりませんが。

「ネヴュラ」を続けているのも、ひょっとするとそんな自分の内面を見つめてみたいからなのかもしれませんね。ほぼ毎日の更新の中で、その日のテンションや考えなどが嫌でもあらわになりますからね。

いやー今日も変なお話でごめんなさい。「ブリティッシュテイスト」から物凄く脱線してしまいました。
どこが日本映画ブログなんだか(笑)。
Photo_214 「テイスト」と言えば、今日覗いた「大型駄菓子ショップ」で、ついに入荷の「ラーメン屋さん太郎」をゲット!
最近お気に入りのプリン味マシュマロ「ましゅろ~」と一緒に記念写真です。
このチープなテイストがもう、私好みで。

やっぱりこの秋も、色気より食い気か?私は(爆笑)。

追記
いつもコメントを頂いているポン太様から、10000アクセス達成のお祝いに盛大な打ち上げ花火を頂きました。
(こんな素敵な手があったとは!)
この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

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コメント

はじめまして
コメント&TBありがとうございました。
テレビ関係の仕事をされているんですね。
カテゴリーを拝見すると、昔懐かしい特撮物がいっぱい。
円谷英二の作品をリアルタイムで観ていた世代には懐かしいですね。時折覗かせていただきます。
よろしければ、またおいでください。

風流胆様 コメントありがとうございました。
なにしろなんとかの一つ覚えで、こんなジャンルに強い思い入れをいだいてしまう古いテレビ屋です。
風流胆様のブログの充実度には遠く及びませんが、また覗かせていただきます。どうぞこちらへもお気軽にお越し下さいませ。

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