ネヴュラのティータイム
暑い中ようこそいらっしゃいました。今日もわざわざ「ネヴュラ」へ。
えっ?番犬のバゴスに吠えられた?おかしいな。2時は過ぎてるはずなのに。
まあどうぞどうぞ。
暑いですねー。部屋はほら、このペギラのおかげで涼しいのなんの。ほらガラモン、お客さんをその手で扇いで差し上げて。
今日も一日暑くてねえ。外で鳴くセミ人間の声がよけい暑さを呼びますね。庭のジュランもすっかり元気を無くしてますよ。
ああ、ごめんなさい気がつかなくて。冷たいものでもどうぞ。やっぱり夏は「バヤリース」ですね。お茶菓子は・・・と、あれ、有ったはずなのに。誰か食べちゃったな。カネゴン、ちょっと買ってきて。お金渡すけど食べちゃだめだよ。
「今日はちょっと静かだね」って?ええ。
スダールとボスタングは海へ遊びに行っちゃって。「今頃海はクラゲモンが出るよ」って言ったら、「あれはお蔵入りだから」なんてよく分からない事言っちゃって。一緒に行ったM1号は空を見て「私はカモメ」なんて言ってたようだけど。
ゴーガも砂浜で新しい殻を捜してるらしいし。
いつも可愛がってくれてるゴローは今、里帰り。イーリヤン島から暑中見舞いが来てました。
そうそう、隣のラゴンさん。今朝ラジオ体操してましたよ。音楽が終わるとちょっと不機嫌そうな顔してましたけど。あそこも子連れで大変よねえ。
ゴメスとナメゴンのコンビ?あれはソノシートだけの即席コンビだったんですけど、今日ソノラマから呼ばれてね。なんでもソノシートを映像化するんだそうで。
本当のコンビのリトラと、ほら発育の早いラルゲユウスはヒッチコックさんの所で映画のエキストラやってますよ。
もうウチも大勢だから多少は稼いでもらわないと(笑)。
ああ、カネゴン帰ってきた。何買って来たの?
なにこれ?「円谷ヒーローシリーズvol.0」ってこれ、あんた森永キャラメル買って来てって言ったじゃないの。
こんなもの買って来て。・・・ごめんなさいねお客さんの前で。ちょっと開けてみましょうか。
あららら。これは「ウルトラQ」の商標マークじゃないの。「仲間が映ってたから買ってきた」って、カネゴンあんた、これ本当にお菓子?なんか妙に豪華な箱だけど・・・
なーに?「おせんべい」?本当に?お店の人が言ってた?
あらほーんと。こんなのあるのねー。ウルトラシリーズのキャラクターが焼印してある瓦せんべい。おいしそうじゃない。
カネゴン、あんたの絵もあるよ。よかったねえ。ウルトラマンやセブン、円谷のマークに・・・あらあら、ベータカプセルまであるじゃない。ベータカプセルの瓦せんべいって(笑)。
あっ!カネゴン!こんな写真まで撮ってもらっちゃって!この写真につられて買っちゃったね!え?「写真は最初から付いてた」?ほんとー?サービスいいんだ。
よく見たら他にもいろいろ面白い写真や案内が付いてるじゃない。 なんでもこのおせんべいを作った今泉さんは、「ウルトラマンティガ」(1996年)で助監督をやってらした方で、「ティガ」終了後に実家のおせんべい屋さんを継がれる為、現場を離れたと。でも円谷プロとはつながりが続いてたんですねえ。
自分のテリトリーでウルトラシリーズとのコラボレーションを果たした、という訳ね。ふーん。立派な方なんだ。
なんか、こうしたお話って、ちょっと元気づけられますねえ。どんなお仕事をしていても、自分の思いひとつで、夢の世界に携わることができると。え?私らしくない?えー。どうせ私はおバカなOLですから。まあまあお待たせしました。どうぞ召し上がって下さい。
なんかラインナップを見ると、ウルトラマンやウルトラセブンのバージョンもあるそうだけど。
あら、2枚足りない。今、白い子供と小さな女性が持ってった?
あー、リリーと由利ちゃんね。しょうがないなー。
そういえばカネゴン、お釣りは?え?私が渡したお金全部食べちゃった?だめじゃないそれじゃドロボーよこれ。
ちょっとケムール、ひとっ走りお金払ってきて!またパトカーに追われちゃだめだよ!
・・・ごめんなさいね。なんかバタバタしちゃって。
そんな事言ってる内に上から降りてきたのは、あらクモ男爵。もう夜?そんな時間になったの?全然気がつかなかった。
「ダメなんだなあ、私は」。
なんにもお構いできなくて。せっかく来てもらったのにねえ。ほんとに・・・ あれ、このおせんべい、箱の裏を見たら「賞味期限2000年5月9日」って書いてあるよ!
大丈夫?お腹痛くない?ちょっとモングラー!薬持ってきて薬!
そうそうこれ・・・って「ハニーゼリオン」じゃない!
こんなの「モルフォ蝶」と同じ効果になっちゃうよ!だめだめこれじゃ。
「おせんべいだから多少古くたって大丈夫」って、えー?だめよそれは。
こればっかりはピーターの予知でも分からなかったなー。ちょっと、ウチのに送らせるから。「電車で帰る」ってだめよ。最近の電車は急に空飛んで、変なところに連れて行かれちゃうんだから。
ほらこのガメロンならひとっ飛び。甲羅を開けるとスピードメーターがあるからね。
はやくしないと「闇が来る」からね。じゃーごめんなさいね。せっかく遊びに来てもらったのにメチャクチャになっちゃって。
ガメロン、ちゃんとお客さんをお送りするのよ。
あ、そうだ。帰りにへんな雲があっても近づいちゃだめだよ。トドラが居るから。じゃあ、またいらしてくださいね。おやすみなさい。
あーあ、本当にカネゴンったら・・・
明日の朝、太陽の代わりにバルンガが浮いてなきゃいいんだけどなー(笑)。
今日は「ウルトラQづくし」でちょっと遊んでみました。
全部わかった貴方、かなり「重症」ですよ(笑)。
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» ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の船 (1989年 TBS系) [くんだらの部屋]
みなさんもテレビや映画を見て泣いたことがあると思いますが・・・
では、初めて泣いた作品を覚えていますか?
私は、はっきり覚えています。
突然、家族もビックリするくらい大きな声で泣きだした。
それは子供時代、夢中になって見ていた『 ウルトラマン 』。
そう、...... [続きを読む]
食べたいような、残しておきたいような困ったおせんべいですね。
噂には聞いていましたが、初めて拝見しました。「闇が来る」とまでいわれちゃあ、長居は無用です。重症ですので幽霊自動車に乗って帰ります・・・・(笑)
投稿: hiyoko | 2006年8月24日 (木) 01時57分
hiyoko様 コメントありがとうございました。
「闇が来る」をご存知のhiyoko様ならもう、多くを語る必要はありませんね(笑)。まさに「魔の一夜」でした。「霊界放送局」と化したこのブログから、海で「ヒトデーの夜と霧」に包まれないようにお帰り下さい。あ、「コンブラン」にもお気をつけて。
投稿: オタクイーン | 2006年8月24日 (木) 06時46分
「闇が来る」で突っ込もうと思ったら出遅れましたね(笑)
「犬神家」で、一瀬さんと石坂さんが久々に合流されて時期だけに、余計に楽しませてもらいました。
それにしても、連日これだけのクォリティーでエントリーされてることに、素直に敬服します。
投稿: ラコスケ | 2006年8月25日 (金) 00時00分
ラコスケ様 コメントありがとうございました。
それにしても皆さん想像以上に「闇が来る」の知識をお持ちのようで大変嬉しいです。ニコニコと笑みを浮かべ記事を作成しながら「これは分かるかな」なんてやってましたから。
一瀬さん若き頃の習作ですよね。私は上映会で観たのですが、それなりに「Q」のエッセンスを取り込んだ佳作として心に残っています。
予算の関係もあったのでしょうが、やっぱり「限定空間での行きづまるやりとり」はドラマを手堅くまとめる舞台として、また監督の力量を発揮する恰好の素材なんですね。
投稿: オタクイーン | 2006年8月25日 (金) 07時41分
こんにちは、ポン太です。
家にも男の子が一人いまして、塩ビの怪獣結構あります。
バルタン星人、ゴモラ、レッドキング、ゼットン、エレキング、シーボーズ、ジョーキングなどと、あと名前の知らない妙な怪獣が5~6体はあります。もちろんゴジラ、モスラ、キングギドラなんかもありますよ。
子供が売り場でどれにしようか迷っていると、つい横から「これにすれば!」って口を挟んでしまいます。そうです、自分がよく知っている怪獣を指さすわけです。(^^ゞ
たいがいは却下されますが・・・(笑)
ウルトラQやウルトラマン、セブン、ぎりぎりジャックぐらいまでかな~?初期の頃の怪獣は実にシンプルで魅力的な姿をしていました。どこか恐竜っぽくて、いかにもありそに思えたものです。
しかし今売り場を覗いてみると、何とも奇抜な怪獣が並んでいるじゃありませんか?子供が手に取っているその度派手な怪獣を見ながら、「やめてくれー、そんなのいやだー」って心で叫んでいるお父さんは 私だけでしょうか?(笑)
とりわけ興味があるわけでもないのに、売り場に並ぶこれらの怪獣を見ていると「あっ、これ知ってる」なんて思わず手に取って見たりして・・・やっぱり子供の頃に夢中になったものって、しっかり記憶に残っているんですね。
またおじゃまします。
投稿: ポン太 | 2006年8月25日 (金) 19時05分
ポン太様 コメントありがとうございました。
「ウルトラQ」から始まる第一次・第二次ウルトラブームの頃の怪獣は、今またリファインされて「ウルトラマンメビウス」などの最新作にゲスト出演してますね。結局親子二代に渡る怪獣ファンを取り込もうとやっきになる円谷側の思惑が透けて見えて・・・なんてね(笑)。
そんな風に考えてしまうのはやはり歳をとった証拠でしょうか。
怪獣番組を素直に楽しめなくなってから、世の中の楽しみが確実に一つ減ってしまったような気がします。
きっと息子さんも、今の時期遊んだ怪獣をずっと心に残して行くのでしょうね。
独特なその姿を見ただけで、心を子供時代に一気にタイムスリップさせてしまう。怪獣には、火や光線を吐くよりもずっと強い、そんな超能力があるのかもしれませんね。
投稿: オタクイーン | 2006年8月25日 (金) 23時02分