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2006年7月26日 (水)

映像に浮く感覚

どうも記事の文章が長くなるきらいがありまして。
実は7月23日(日)の記事{「鑑賞」と「体験」の境界}には、もう少し書きたかったことがありました。あまり長文でも読まれる方にはお気の毒と思い、割愛していたのです。
今日はいい機会なので特別二本立て。続きを書くことにしましょう。小文ですがお暇でしたらお読み下さい。

昨年の今頃、私が愛知万博「愛・地球博」会場で仕事をしていたことは以前、記事でも書きましたが、その仕事の中には「各パビリオンをVTRで紹介」という物もありました。
割り当てられたパビリオンにアポを取り、お邪魔して内部を撮影、万博の公式ホームページで流す、といった内容でした。

Photo_58 いろいろなパビリオンへ行きましたが、仕事柄やはり私が興味を持つのは映像系。
各パビリオンとも趣向を凝らした映像で、「さすが万博」と思わせてくれました。
中でも私が最も感動したのは、「長久手日本館」の「360度体感映像」というものでした。

Photo_59 万博関係の特別番組で何度か紹介されたので、皆さんもご存知と思いますが、この映像アドベンチャーは、直径12.8メートルの球体の中をすべてスクリーンとして使い、映し出される宇宙空間から地球の海、内部へと至る映像を「体感」するというもの。
お客さんは球体の真ん中を貫く透明なブリッジに立ち、周りに展開する映像を観ることとなるのです。

VTRカメラでこの映像を撮影する事となった私。当然アポ取りをする訳ですが、パビリオンの広報担当から言われた「開館前じゃないとお客さんの邪魔になる」という理由から、まだ誰も居ない朝8時、パビリオンへ向かいました。最初は「眠いー」などとテンション低めの私でしたが、この「誰も居ないパビリオン」は、予想外の体験をもたらしました。

係の方に案内され、たどり着いた「360度スクリーン」。最初は真っ暗で「なにこれー?」なんて感じだったんです。
ところが、電源が入り、大音響とともに映像が映し出されると、これはもう、筆舌に尽くしがたい大迫力!

実際に体験された方はお分かりですよね。この「体感映像」、星や自然、動物や魚などが目まぐるしく動く内容ですが、撮影したカメラも特殊なら、編集もスゴイ。映像がカットで途切れないから数分間がワンカット。
そして当然の事ながらまわり全部が映像ですから「自分が浮いている」感覚になるんですよ。こんなの初体験だったので、眠気も一気に飛んじゃって。いやー人生死ぬまで勉強ですねー(笑)。

終わった後、呆然として立ち尽くしていると、係の方か「いやー迫力ありますねー」と近づいてきました。「あれ?毎日ご覧になってるんじゃ?」と尋ねると、意外な返事が。
「いや、開館中はお客さんがこのブリッジに詰め掛けるので、ブリッジの部分の映像はお客さんに隠れて、本当の360度映像は観れないんですよ。私も今日始めて完全なものを観ました。」なるほどー。貸しきり状態だから出来たこの役得。早起きしてよかったー。

結局こちらの撮影は、無理を聞いてもらって都合3回上映してもらい、あらゆる角度から撮らせてもらいました。もう堪能しまくりで(笑)。

先日の「大画面主義」のお話でも言いましたが、私は「映画のファーストコンタクトは劇場で」と思っています。やはり迫力が違うんですよ。
いずれ映画も、こんな球形のスクリーンで上映されるような作品が創られる時代が来るのでしょうか。
こんなスクリーンで怪獣映画を観たら、もう一生の思い出になるでしょうねー。
ゴジラやガメラが戦う映像の中に「浮く」感覚。考えただけで興奮します。球形スクリーンの効果か、迫る映像が目の前に来る感覚があったりして。これこそ「その場でしか体感できない経験」ですよねー。
仕事で行ったパピリオンでしたが、この経験はいい思い出になりました。

余談ですが、万博開催期間中、他にもいろんなパビリオンを訪ねた私。「ヨルダン館」へ行ったとき、日本語が分かるスタッフが不在で、現地スタッフに身振り手振りで取材の事を伝えたのですが、思った通りスタッフは勘違い。
お客さんと思われて、ヨルダン館一番の売り物「死海体験コーナー」に案内された事があります。もうちょっとで水着姿にされるところでした。

でも、惜しかったかな。映像に加えて「死海」にも浮けたのに(笑)。

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コメント

自分と違う職種の方のお話は新鮮でおもしろいですね。読んでいて、へー、うらやましーの連続です(笑)。それにしても、ホントうらやましいです。地球博に行くことさえ、ままならなかったので(北海道は遠いです)テレビで間接体験しましたが、凄い人気でしたよね。実は、私、万博大好き人間で、1970年の大阪万博には当時、地元だったこともあって、何度も足を運びました。その中で、今日のお話に似ているなあ(もちろん36年も前なのでレベルは段違いだと思いますが)と思ったことがあります。半球体の建物の中を全部スクリーンに見立て、特にストーリーがあるわけではない映像を大音響と共に映し出すパビリオンが話題を集めていました。みどり館のアストロラマです。どこを観ていればいいのかわからないまま終わってしまいましたが、今でもその映像は、強く心に残っています。・・・・といったように万博・命人間ですので、またおもしろいお話を聞かせてくださいね。

コメントありがとうございます。私は逆に、1970年の大阪万博にはまったく行けなかったんです。

子供にはものすごく魅力的な国民的イベントだったので、もう行きたくて仕方がありませんでした。運よく連れていってもらった従弟が持っていた、分厚い万博ガイドブックを何度も見せてもらった事をを思い出します。

hiyokos654321さんのように、何度も足を運べた環境がうらやましいです。つくづく日本の広さを思い知らされます(笑)。
ありましたよね。アストロラマ。その名前はいまだに覚えています。今は「タイムスリップグリコ」のミニチュアを見て、「これかー」と思いを馳せるだけ。三波春夫の歌を思い出しながら(笑)。

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