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2006年7月26日 (水)

「反則」の怪獣

子供たちはもう夏休み。今週末もお仕事の私は、今日お休みをもらいました。
梅雨明け直前、予想最高気温34度!で夏気分も盛り上がります。
今日はちょっと子供に戻って、夏休み気分で怪獣のお話をしましょう。

Photo_53 Photo_54 これ、何だかわかりますか?昔、日東科学から発売されていたプラモデル、「ワニゴン」と「ガマロン」です。写真のキットは1983年に復刻された再販バージョンですが、これをテレビで見た!という方は居ないでしょう。これは日東科学のオリジナル怪獣ですもんね。
怪獣プラモデルのコレクターの方なら「入門篇」のこのキット。私にも深い思い入れがありまして。

私が子供の頃は、子供の遊びといえば怪獣ゴッコ、というくらい、とにかく世の中怪獣が溢れかえった「怪獣ブーム」の真っ只中。
丁度今ごろ、夏休みの季節は、近所の仲間が集まって、公園の砂場から市民プールまで、とにかく怪獣のオモチャで「世紀の戦い」が毎日繰り広げられていました。売られていた怪獣グッズも、今よりはるかにバリエーション豊か。生活用品から衣類に至るまで、子供は全身を怪獣グッズで飾り立て、夜は怪獣を抱いて眠るような毎日を過ごしていたのです。

特に、私の周りで「一番贅沢な遊び」とされていたのが、「怪獣プラモデルの対決」でした。
映画やテレビなどの劇中でその「勇姿」を見せる怪獣が、自分の目の前で動く!そのすばらしさに当時の子供達は目を奪われ、親にせがんで買ってもらった怪獣の可動プラモデルを友達同士で持ち寄っては、その強さを競い合っていたのです。

ここで出てしまうのが、「親の教育方針」の差。当時から高嶺の花で、今もとんでもないプレミア価格がついているマルサンの電動怪獣などは、一部の「親が寛容な家の子供」しか手に入れられませんでした。、私のように大部分の「親が厳しい家の子供」には、もらったお小使いを駆使して、ゼンマイ動力の怪獣を手に入れるしかなかったのです。

後年、仲間と昔話を語るとき、笑い話になるのが、プラモデルの「メーカー派閥」。
「マルサン」「イマイ」など、怪獣やキャラクターのキットで一流どころを集めるメンバーと、「日東」「アオシマ」など、ちょっと低価格帯の怪獣キットを集めるメンバーがいたよね。なんてよく笑いました。当然私は後者。それもモーター動力のキットにはとても手が出ず、ゼンマイこそが動力なんだ。電池もいらないし。なんて意地を張っていた頃もありました。

さて、この「電動」と「ゼンマイ」の怪獣同士の対決。ルールは簡単で、ガチンコ勝負で倒れた方が負けという「一般ルール」でしたが、戦わせるとなると、当然電動怪獣の方がサイズも大きく、そのパワーもゼンマイとは段違い。勝負になりません。私も毎回、友達が持っていたマルサンの「バラゴン」に負け続きで、悔しい思いをしていました。
当時、あの「バラゴン」には、私が持っていた日東のゼンマイガメラ、ギャオス、バルゴン、ブルマァクのゴモラなど、そうそうたる「名獣」が惨敗し、「やっぱりゼンマイキットではモーター動力に勝てないのかなー」と、異種格闘の難しさを味わっていたのです。

そんなある日。私と同じ「ゼンマイ派負け続き」の友達が、意気揚々とある怪獣をひっさげて姿を現しました。
「今日は負けない!」(皆さん、頭の中で「進め!ウルトラマン」のカラオケを再生して下さい(笑)

無敗を誇る「バラゴン」の前に差し出された怪獣こそ、冒頭でお見せした日東の「ワニゴン」だったのです。
「倒れなきゃいいんだよね。」不敵な笑みを見せる友達。
私をはじめ、噂を聞きつけて集まった仲間が固唾を呑んで見守る中、戦いのゴングが鳴りました。そこで私達は驚くべき光景を見たのです!

「ワニゴン」はワニの怪獣で、お腹を地面につけた四つん這いの動き。バラゴンに何をされても絶対に倒れないのでした(笑)!みんなお腹を抱えて笑いました。

「これ、反則じゃないの?」誰かが言いました。みんなも最初は「うーん」と考え込んでいましたが、「まあ動力つきの怪獣プラモだからいいんじゃないの?」ってこととなり、なんと「ワニゴン」は、「バラゴン」を抜いて、仲間内の怪獣チャンピオンになっちゃったのでした。
仲間同士はその後もまったくケンカにならず。おおらかな時代でしたね。
「ワニゴン」「バラゴン」それぞれのオーナーである友達とは、今も親交があります。
一人は金沢、一人はイギリスにいますが、たまに来る連絡には相変わらすオタクな近況が(笑)。

今も笑える懐かしいお話ですが、後年読んだある怪獣関係の同人誌で、「ワニゴンは反則」という記事を見かけ、みんな同じ経験をしているんだなと頬が緩んだことを憶えています。
Photo_55 写真は最近発売された「ワニゴン」「ガマロン」のソフビ人形。カラー彩色版も発売されていましたが、私はこの「黒バージョン」しか持ってません。私はこのソフビを企画した人物を知っていますが、彼にもこの怪獣には積もる思いがある様子。機会があれば聞いて見ましょうか。

「ワニゴン」は日東のオリジナル怪獣ですが、メーカーごとに何かとオリジナル怪獣って出ていますよね。それぞれのメーカーごとにデザイン・ギミックなどの特徴が現れていて面白いんですが。
Photo_56 Photo_57 コレ、どう思います?
「メガゾラン」という怪獣で、出身地はゾラン星。身長の割にヘビーウェイトなこのお方、
どっかで見た怪獣を組み合わせたお姿ですねー。
私はこういうの大好きなんですが、真面目な怪獣ファンがこれを見たら、きっと言うんでしょうね。
「これ、反則じゃないの?」(笑)

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コメント

あはは、なつかしいですね。私も持ってましたよ。ワニゴン。あれは、四つ足がちゃんとたがいちがいに踏み出す、まさにワニの動きを具現化していましたよね。エポック・メイキングな一品でした。ガメラとバルゴンはどちらも二足走行で、音叉のかたちの棒で角度を調節しながらぶつけあいました。ガメラはともかく、バルゴンが立つのは異様でした。ギャオスは、2回ほど買った記憶があります。羽がパタンパタン動く、優れものでした。あと、ステゴンかステゴザウルスか忘れましたが、四つ足の模型を持ってました。いずれも日東です(笑)。

コメントありがとうございます。
日東怪獣は当時の子供の通過儀礼のようなものでしたね。私も例外でなく、周りの仲間と一緒にガメラ、ギャオス、バルゴン、ガッパ(当然オス頭で)ガマロン、ワニゴンと有名どころは制覇しました。

一個200円という価格は子供にとって決して余裕の額ではなかったですが、数日に一度訪れる大イベントとして幼い日々を盛り上げていましたね。

そして「ステゴン」!hiyokos654321さんからこの名前が出るとは思いませんでした。これはおそらく日東の「ステゴザウルス」の箱変え再販だと思うのですが、私もその箱絵につられ、一度買ったきりの「幻のキット」だったのです。私も後年思い返すに「ステゴン」って怪獣、買った覚えがあるんだけど・・・そんなのあったかな?と、あやふやな記憶だっんですが、今日のコメントではっきりしました。

あれはやっぱり「ステゴン」だったんですね。思い出させていただいてありがとうございました(笑)。

はじめまして
今日、Yahooオークションで「ワニゴン復刻版」を入札したばかりです。
私もゼンマイガメラ ギャオスで遊びましたがこれは知らない。
10年以上前、おバカ本「怪獣VOW」で映画にもテレビにも
出てこないニセ怪獣として笑いのネタにされて初めて知りましたが、以来、心にひっかかっていた「ワニゴン」。
今「ワニゴン」で検索すると凄い数ヒットする人気怪獣になっていますね。
いわゆるパチモン怪獣というジャンルがあるそうで、ネットで見ているうちにどれかが欲しくなって、同じくパチモン怪獣として名高い「トーボーズ」のブロマイドも勢いで落札しちゃいました(^^ゞ

セキネコ様、コメントありがとうございました。
記事の通り、「ワニゴン」には、私も並々ならぬ思い入れがあります。今持っているのは1983年の復刻版ですが、未開封なのでビニールコーティングを恨めしそうに眺めています。

今、こういうマイナーな怪獣が生まれる土壌はどんどん失われていますね。これからは希少動物保護の精神で捕獲に走りたいところですが、なにしろ資金の問題が(笑)。

怪獣のみならず、オタクな趣味のブログです。またお宝入手の折など、教えて下さい。

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