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2006年5月27日 (土)

彼に二度目の「夏」が来た

「かっこいいな、そのセリフ」と言われた言葉があります。「自分の中の、今の季節は?」と問いかけられて、「今だけじゃなくて、一生、夏かな」なんて思いつきで答えた時のことです。誰かの言葉を覚えていて、その時思い出したのかもしれません。でも自分のどこかに「そうありたい」と思う気持ちが種火のようにくすぶっていて、問いかけを引き金に口をついて出たのかもしれません。今日の出来事は、私にその時のセリフを思い出させてくれました。

仕事を持ちながら、今劇団で役者としてがんばっている「幼なじみ」がいます。小学校からの付き合いなので、当然私の「男時代」も知っている、お互いの恥部をさらしあった仲(?)です。彼とはいろいろな腐れ縁があって、20代の始めに彼が今の劇団に研究生として入団した時、彼からの誘いで「手伝い」として私も劇団に通う時期がありました。他の研究生も多感な年頃の20代ばかりでしたから、もうそれはまるで「俺たちの祭」状態。(わかるかな?)彼や私は学生でしたからまだ時間に余裕がありましたが、社会人のメンバーなどはまさに寝る時間も惜しんでの練習でした。一つの目標に向かって迷いなく時間を費やす、その時の私たちは気がつかないまま、「人生の夏」を過ごしていたのでしょう。

公演も無事終わり、研究生たちは劇団に残る者、去る者とそれぞれの道を選びました。手伝いとして参加した私も傍観者の立場を超え、祭の後の寂しさをおぼえたものです。劇団員として残った彼もその後数回の公演の後、一度劇団を後にしました。誰もが過ごす20代の「人生の夏」。「記憶」という残り火だけがその後のなぐさめとなるのでしょうか。

「劇団に復帰しました。」去年の夏、彼から届いたその便りは、私に「人生の夏」の思い出を思い起こさせました。今回はスタッフ参加という彼の、久しぶりの公演の案内。彼の「二度目の夏」の到来です。ベクトルは違っても同じ情熱を「女性として生きる」事に注ぐ私は、「今の自分を見せる」事に決めました。そうしないと彼に失礼だと思ったのです。数年ぶりの再会。変わった私に幾分(かなり?)驚いた彼も、外見は変わっても中身は同じと分かって受け入れてくれたようでした。キャストとして出演する去年11月の本格復帰公演を経て、今年6月の公演に向け毎日遅くまで練習を続ける彼。

今日、久しぶりに彼の顔を見てきました。お互い増えた顔の皺。昔並みにはいかない体力の衰えも受け入れて、「二度目の夏」に挑む彼の姿は、私にちょっと勇気を与えてくれました。 夏の公演が終わったら久しぶりに飲みましょう。私は晩酌はしませんが、今夜お酒代わりに食べたトマトは、いつもよりちょっとおいしかったよ。

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コメント

「二度目の夏」だなんて、カッコイイ表現で書いてもらっちゃいましたが、現実は上の文章とは程遠い悪あがきなんだけどね。

今日はわざわざ稽古場まで来てくれてありがとう。いい芝居を作りたいと思いつつ、気持ちとは裏腹に衰える記憶力。成長しない演技力(そりゃそうだよ、20数年のブランクがあるんだから)。
何とか本番までに間に合わせたいと思います。

そうそう、稽古場の外で話してるときに横を通っていった青年。やっぱり何となく誤解してそうな雰囲気だったので、きちんと説明してあげたよ。
「あの人は、俺の幼なじみの男友達だ」って。
彼、目が点になってた。
「だって、スカートはいてましたよ」

公演が終わったら、飲みに行きましょう。楽しみにしてるよ!

真夜中、練習疲れの体でコメントありがとうございました。      たぶんそう言うんじゃないかと思った。                  このブログは「持てるボキャブラリーを駆使してその時の気持ちに正直に書く」事が目標だから、舌足らずは分かってるけど、本心だよ。
カッコ悪くていいから、お互い悔いのないように毎日を紡いでいきましょう。

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