2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

私信等はこちらまで

無料ブログはココログ

トップページ | 2006年6月 »

2006年5月の記事

2006年5月31日 (水)

「仮面ライダーカブト」の設定を活かす難しさ

「あー、品切れですね単2電池。」大型スーパーの100円ショップで言われて大ショック。この後一階の食品売り場でしこたまアイスクリーム買って帰ろうと思ったのに~。仕方なくアイスだけ買って溶けるのを心配しながら電池を買いに他のお店に。(また遠回りなのよこれが)こんな時私ならこう叫びたい。「クロックアップ!」

「仮面ライダーカブト」 。いい年して毎週録画して観てます。5月28日の放送で第18話を終え、今後の展開が楽しみなTVシリーズです。昨日の記事に書いた原体験の通り、怪獣、ヒーローオタクを決定づけられた私が、現在本放送中の特撮番組で唯一楽しみにしている番組。その魅力は「設定」にあると思っています。(私見ですからね)

「スーパーマンは空を飛ぶ。それだけでもうなんでも許せちゃうんだ」と書いた評論がありました。私もそんなクチで、「人間の目には見えないくらい高速の戦い」とか、自分の隣の鏡の中で戦いが繰り広げられている」とか、そういう「目もくらむようなイメージ」の設定に弱い。だってそれが絶対にあり得ない事だと言えますか?誰も否定できないでしょ。おそらく何人かのロボット学者は「マジンガーZを実現させる」という動機でその道を目指したと思うんです。「あり得るかも」という発想が人類の発展の道だったと。「剣と魔法のファンタジー」が大嫌いな私は、こうした「あり得ないかも知れないけど可能性は0ではない」設定が好きなんですよ。

「仮面ライダーカブト」では、最初に書いた「クロックアップ」という能力がライダー史上かなりエポックな設定でした。これは「ボタン一つで通常の数倍の速さで動ける能力」で、例えば「サイボーグ009」の「加速装置」や「蒼き流星SPTレイズナー」の「V-MAX」のような能力。(話について来てますよね。)これが最新のCGIで表現されるから画面のリアリティーは驚くべきものです。要は「クロックアップ」した瞬間、ライダーの周りの動きが超スローモーションになる。(少しずつ動いてるからスゴイ)ビルの上から落ちてきた車の下で戦って、車が地面に激突する前に敵を倒すとか、拳銃が発射された瞬間、文字通り「弾よりも早く」撃たれた相手を突き飛ばして弾を避けさせるとか、「アニメじゃ観たけど実写じゃ初めて」の演出がかなり光っているんです。女の子の瞳からこぼれた涙を一滴だけそっと掌にしのばせるなんて泣ける演出もあったりして。番組上の敵は「ワーム」というモンスターなんですが、ワームがこの「クロックアップ能力」を持つ為に開発されたのが「マスクドライダーシステム」つまり仮面ライダーというわけですね。

「クロックアップした俺を見ることができた人間が一人だけ居る。お前はワームだ!」このセリフを、主人公の「カブト」=天道総司が口にした瞬間、「仮面ライダーカブト」はそのスタイルを決定づけたと思っています。第14話、クライマックスのセリフです。要は「カッコイイ」んですよ。主人公の言動が。この主人公天道総司はかなり「オレ様」な奴で、「オレが世界の中心」的な言動がかなり鼻につくんですが、「絶対の正義」がリアリティーを失った現代、こうした「自分がルールだ」という生き方の強烈なキャラクターが「今」に合っているんでしょうね。「正義かどうかはともかく、自分のルールを貫く」という。そんな彼が口にするセリフだからリアリティーを失うギリギリの所で「カッコイイ」。

こうしたドラマは当然おもちゃを買ってくださるお子様と、その親御さんがメインターゲットの「子供番組」ですから、分かりやすい脚本や演出が基本なんですが、私のような「大きなおともだち」が番組ホームページの掲示板をにぎわすような世の中。制作スタッフのご苦労が本当にしのばれます。最近の話数に感じられるストーリーの「もたつき」感や「はしょりすぎ」の唐突感(詳しく書くと長くなるので・・・)は決して井上敏樹脚本のせいだけではないと思うのです。しかしながら、やっぱりどうしてもついて行けない所はあるもので。記憶喪失の女の子がわずかにもっていた「味噌汁の味の記憶」だけで母親を探し当てちゃうとか、秘密機関「ゼクト」の保養所に監禁されている女の子を助けに行く為に、その「ゼクト」のメンバーが「顔を晒して」コックとして忍び込んでるのに、保養所のスタッフに怪しまれないとかね。「それが子供番組だよ」と言われればそこまでなんですけど、「クロックアップ」の設定と、他の部分の出来がいいのでつい。ひょっとしたら自分で<理想の「カブト」>を勝手に妄想して、それと比べているのかも。「いい年して何言ってんだか」と思われるでしょうね。ほんと、自分でもそう思います。

いずれにしても、秀逸な設定とそれを表現する映像技術があっても、一年間52本(劇場版があるから50本かも)の長丁場を乗り切るのはやはり大変という事です。でもこんなこと書けるのは幸せなことなんですよ。「不満部分が目立つのはそこ以外が傑作の証拠」ですから。スタッフの皆さん、がんばって下さいと私は思うのです。

蛇足ですが、「クロックアップ」って超高速で動く訳だから、空気との摩擦熱がすごいんじゃないかな。それじゃアイスも溶けちゃうか

2006年5月30日 (火)

扉のむこうの「身長60メートル」

見つけました!探していたメイベリンの口紅「ドラゴンフライ・レッド」最後の一本!いそいそと買いこんですかさず向かうのは、コスメショップの近くの「オタクショップ」。(先日ウルトラマンを買ったお店です)ウインドーに鎮座するのはゴジラの縫いぐるみ俳優「中島春雄」さんのソフビ人形6,300円也。「これが四千円台なら即ゲットなのにい~」これが今日のアフターファイブの私。「口紅とソフビ」という取り合わせも何ですが、どうしてこんなに怪獣好きになっちゃったんでしょう。今日は私を怪獣好きにさせた「原体験」のお話です。

「生まれて初めて映画館で観た映画」って憶えていますか?人それぞれ、生まれた年代によっても違うでしょう。この質問は相手の歳を探るときなんかにもよく使われますよね。歳をごまかそうとして瞬時に考えたりして。私の場合正直言ってこの映画体験さえなかったら今、これほどのオタク人生を歩んでなかっただろうなーと思います。

私が幼かった頃、世間は「怪獣ブーム」のまっ只中。テレビのチャンネルをひねれば特撮番組にお目にかかれた、ある意味「特殊な時代」だったんです。当然ながらこの活況を見逃す邦画界じゃありません。映画が娯楽の殿堂の座をテレビに奪われつつあったこの頃、新たな活路を見出す為に、戦後のベビーブームによって生まれた多くの子供たちをターゲットに、映画界でも「怪獣映画」を邦画各社がこぞって製作していた訳です。

まあ、幼い子供を一人で映画館へ行かせる訳にもいかず、当然「映画館初体験」は親が連れて行く事になります。少子化の今では考えられない事ですが、当時、子供相手の映画企画は秋を除く春夏冬、おそろしい程の番組編成でもって映画界に君臨していたのです。親はそれこそよりどりみどり、「子供企画」と銘打っている所に行けば良かった訳ですね。

で、親はおそらく、その頃私が熱中していたテレビ特撮の映画版程度の発想で私を連れて行ったと思うんですよ。「ガメラ対大魔獣ジャイガー」(大映1970年3月21日公開)に。

映画館という場所そのものに行ったことのなかった私は、大きな看板の掲げてある入り口や館内のロビー、売っているグッズ(私の行った映画館では「パンフレット」ではなく映画をコミカライズした漫画、絵入り組み立て飛行機、怪獣ブロマイドなどをビニール袋にパックして販売していました)などがすべて初体験。もう興奮のルツボ状態。ところがここで親にとっても全く誤算だった大事件が勃発。今でもはっきり憶えていますが映画館って(当然ですか)ロビーの奥に扉があって、ロビーに映画の音が漏れてくるでしょ。映画が完全入替制になったのはごく最近の出来事なので、当時は上映途中で館内に入るのなんて当たり前だったんです。間の悪い事に私たちは「ガメラ対大魔獣ジャイガー」のクライマックス・怪獣対決シーンに入場してしまったのでした。

「映画というものをまったく知らない幼い子供が、扉の向こうから大音響で漏れてくる怪獣の声を聞いてしまったら・・・」          中に怪獣が居る!と思ってしまったんですよ。

もう怖くて怖くて。(たぶん泣いちゃったと思う)親は苦笑いしながら私を引きずって「扉」を開けたのでした。

居たんですよ。そこに怪獣が。

スクリーンに映し出されていたのはガメラとジャイガーの空中戦。ご存知の方は思い出して下さい。あそこはガメラとジャイガーの顔のアップがやたらと多いでしょ。今のように大画面テレビやプロジェクターなんて家で楽しめない時代、「映画館のスクリーン」なんて大きな画面も初体験。ガメラの身長60メートルって家で「予習」してきてるからもう「本物」に見えちゃいますよ。一生もののトラウマでした。結局そのクライマックスから同時上映の「透明剣士」を経てもう一度「ガメジャイ」は観てきた訳なんですが、ストーリーなんかより最初のインパクトがあまりにも大きくて。

2_1 普通こんな体験を最初にすれば、「怪獣キライ」になりそうなんですが、その時の体験をさらに増幅させ、怪獣好きを決定的にしてしまった体験をこの後またしてしまう事となるのです。お話が長くなるので、それはまた別の機会に。写真は「家のジャイガー集めてみました」集合写真。ごめんなさい。トラウマ怪獣の割に家にはあんまりなかった。 

          「炎三四郎もガッカリだ(笑)」                               

2006年5月29日 (月)

体重とのお付き合いも「かけ引き」が大事

夕方6時47分。帰り道の途中にある電光掲示の温度計が24度を示していました。「この時間でもこんなに暖かいんだ。もう1度で夏日じゃん」そんなことを考えながら帰宅すると、「彼」が待っています。言葉少なな「彼」は私のすべてを全身で受け止めてくれて、寸分の狂いもなくクールにこう示すのです。「ちょっと太ったね」。

Photo_2 彼の名前は「TANITA脂肪計付きヘルスメーター」。そうです。私は2年前にウォーキングダイエットを始めた時、自分の励みのために「彼」を手に入れました。それ以来毎日体重を測る事を日課としているのです。しかも多い時には一日でおそらく30回以上は測っているでしょう。何故?その理由は「自分の体重の<クセ>を知る為」なんです。

普通の人間の体重がどんなリズムで変わっているかは分かりませんが、私の場合、今日ぐらいの気温で一日仕事をしている間に、約1キロ体重が減ります。そして帰宅後夕食をとり、寝る前に測ると約2キロ増えているのです。家へ帰って1キロ軽くなったときはそれはもう天にも昇る喜びですが、この至福の時は襲い来る「食欲」によって簡単にピリオドを打たれてしまいます。でもこれが「正常」。一晩寝ているうちにまた約1キロ減り、差し引き「0」。私の体重は、基本的にはこんな風に一日2キロの振幅で動いているのです。これが食べ過ぎるとその分しっかり増加。それを教えてくれたのが彼、「ヘルスメーター君」。

「だって食べなきゃ死んじゃうもーん」かつての私は仕事の帰りの「もっとも食欲の活発な時間」にスーパーで必要な分の10倍はあろうかという高カロリーの食品を買い込んで、家で我にかえり、ため息をついていたのでありました。知り合いの女の子にも「お金出して脂肪買ってるんだよそれは」と言われ、ウォーキングを始めた頃、「このクセだけは直さないとなあ」と、冷蔵庫と食品棚の前に「ヘルスメーター君」を置きました。彼の上を通らないと食べ物にありつけないという過酷な状況を作ったおかげで自分の<クセ>を知る事ができた訳です。ところが始めのうちは、「一日2キロの振幅」をどう解釈すればいいかわからない。「食べなきゃ」いいのか?「動けば」いいのか?おバカな私は故ブルース・リー先生のお言葉を思い出しました。「考えるな。感じるんだ。」なるほどね。とりあえず両方やってみようか。

という訳でやりましたねー。毎日1時間半のウォーキングを2回。超単純な頭のおかげである程度の結果は出た訳ですが、問題はその後です。問題は「いかにリバウンドしないか」。これこそ「自分の体重と付き合っていく」という事。今の体重になって分かったのは「人間も生物。自然の摂理には逆らえない。同じ事をやっていても痩せない時は痩せない」という事でした。痩せきった頃はちょっとでもリバウンドすると恐怖感が先に立ってやみくもに運動したものです。でも「痩せない」。自分のベストウエイトっていうものがあって、それを維持すること、多少の増減があってもあせらない事を知る為の2年間だったんですね。テレビでシェイプアップのインストラクターの人が言ってました。「ダイエットとは<生き方>です」。

私はこう解釈しました。「ベストウエイトの上下何キロという「遊び」を作っておいて、ある時は体重を甘やかし、ある時はビシッといく」体重とのお付き合いは「かけ引き」だってね。

そんなこんなで「かけ引き」を続けて2年。今年も何度かのウォーキングをこなしました「あんまり甘い顔してるから、体重がつけあがってるよ」とヘルスメーター君がささやきます。もうすぐ夏。今年もミニが流行ってるぞ。かっこ良く着こなすにはあとひと頑張りが必要みたいです。

2006年5月28日 (日)

「作ろ・やめた音頭」の夜はふけて

日曜だというのにまさかの5時起き。6時半には仕事を始めて、家に戻ったのはお昼の2時を回っていました。日はまだ高いし、せっかく効率よく仕事を終わらせたのだから、と、とりつかれたようにウォーキングに出発。家にたどり着いて熱ーいシャワーを浴びて、一息ついたらもう5時ですよ。そんなに急かされる日曜日というのもちょっと・・・

そんな夕方から「日曜気分」を味わうために、さあ何をしようか?と考えてみても、ウォーキングのおかげで体は言う事を聞かず、夕方からでは何をするにも中途半端。爪のお手入れでもしようかなーと部屋を見回した途端、やる事が決まってしまいましたっ!

モデラー・プラモコレクターの方々ならよくご存知と思いますが、模型マニアの世界で古くから伝えられる「買うた・やめた音頭」という踊りがあります。一般の方でもだいたい予想がつくと思いますが、この踊りは、模型屋さんでプラモデルを買おうかどうか、棚から商品を出しつ戻しつ迷っているお客さんの動きが、まるで盆踊りでも踊っているかのように見える所から命名されたもので、模型マニアたるもの、誰しも一度は踊ったことのある踊り。  貧乏人の私などは何十回この踊りを踊ったことか。さしずめ「免許皆伝」という所でしょう。

迷いに迷ってようやく買った「新顔」のプラモデル。家に帰って棚に入れた時の喜びはひとしおですが、それもつかの間、今度はたまったコレクションを前にして「どれから作るの?」という新しい悩みが頭の中を駆け巡ることとなるのです。これは模型マニアの無限地獄、永遠に終わる事のないジレンマなのでした。「買ったものから作れば?」なんて、至極ごもっともなご意見もおありでしょう。でも、キットへの思い入れと自分の工作技術は必ずしも比例しないのです。以前にも書いたことがありましたが、こんな貴重な可愛いキットを自分の低い技術でムダにしたくないよーって訳で。そこでいきおい、「キットと自分の腕、制作予想時間」との兼ね合いを見ながらのキット選定が始まるのです。今はまさに「そんな気分」。

「これ?いやこれはかなり時間かかりそうだし・・・」「これは改造の手間が半端じゃないしなー」とても普通のOLがのたまうセリフじゃありません。でも本人は真剣。ブティックで夏物のウェアを選ぶ感覚でキットの箱を開けては仕舞い・・・そう、これこそおそらく全国の模型マニアが自宅で繰り広げているであろう「作ろ・やめた音頭」なのです。でも正直、こんな至福の時はありません。プラモデルのファッションショーをやっている様なものですからねー。押切もえやエビちゃん並に人気のプラモデルが、自宅のお部屋で豪華競演!(家にはぜんぜん大した物はありませんが)日曜の夜にふさわしいイベントなのでした。        

1 2 3 で、とりあえず「時間があったら作ってみよう」と思ったのがこれ。かねてからコレクター垂涎の「幻のキット」としてプレミア価格も半端でなかった(であろう)アメリカ・オーロラ社製「ゴーカート・ゴジラ」を、数年前ポーラライツ社が復刻したキットです。私も数年前これを2個入手したんですが、コレクターの皆さんが先を争って集めたせいか、最近店頭でもほとんど見かけませんね。(コレクション自慢じゃなくて、私もまだ「在庫」が欲しいんです。) 手持ちの本で見ても完成品は適度なデフォルメとディテールが私好みで、いつか組んでみたいキットです。この復刻キットを組んだ作例も本などで見かけましたが、まだ目の前で立体物を拝んだことがなく、大きさ、ボリューム感とかはまったく未知の領域。だから組んでみたくなるんでしょうか。

ところで模型マニアの皆さん。この「ポーラライツ社」製キットって、箱が小さすぎると思いませんか?一度パーツを取り出すと、今度箱に戻すときはパーツの入れ方がパズル並みにむずかしくって。どうしてもちょっと上箱が浮いちゃうんです。棚に戻しても見栄えが悪いし・・・どうすりゃいーのよ。オタクイーンの「おバカな悩み」は今日も尽きないのでした。

2006年5月27日 (土)

彼に二度目の「夏」が来た

「かっこいいな、そのセリフ」と言われた言葉があります。「自分の中の、今の季節は?」と問いかけられて、「今だけじゃなくて、一生、夏かな」なんて思いつきで答えた時のことです。誰かの言葉を覚えていて、その時思い出したのかもしれません。でも自分のどこかに「そうありたい」と思う気持ちが種火のようにくすぶっていて、問いかけを引き金に口をついて出たのかもしれません。今日の出来事は、私にその時のセリフを思い出させてくれました。

仕事を持ちながら、今劇団で役者としてがんばっている「幼なじみ」がいます。小学校からの付き合いなので、当然私の「男時代」も知っている、お互いの恥部をさらしあった仲(?)です。彼とはいろいろな腐れ縁があって、20代の始めに彼が今の劇団に研究生として入団した時、彼からの誘いで「手伝い」として私も劇団に通う時期がありました。他の研究生も多感な年頃の20代ばかりでしたから、もうそれはまるで「俺たちの祭」状態。(わかるかな?)彼や私は学生でしたからまだ時間に余裕がありましたが、社会人のメンバーなどはまさに寝る時間も惜しんでの練習でした。一つの目標に向かって迷いなく時間を費やす、その時の私たちは気がつかないまま、「人生の夏」を過ごしていたのでしょう。

公演も無事終わり、研究生たちは劇団に残る者、去る者とそれぞれの道を選びました。手伝いとして参加した私も傍観者の立場を超え、祭の後の寂しさをおぼえたものです。劇団員として残った彼もその後数回の公演の後、一度劇団を後にしました。誰もが過ごす20代の「人生の夏」。「記憶」という残り火だけがその後のなぐさめとなるのでしょうか。

「劇団に復帰しました。」去年の夏、彼から届いたその便りは、私に「人生の夏」の思い出を思い起こさせました。今回はスタッフ参加という彼の、久しぶりの公演の案内。彼の「二度目の夏」の到来です。ベクトルは違っても同じ情熱を「女性として生きる」事に注ぐ私は、「今の自分を見せる」事に決めました。そうしないと彼に失礼だと思ったのです。数年ぶりの再会。変わった私に幾分(かなり?)驚いた彼も、外見は変わっても中身は同じと分かって受け入れてくれたようでした。キャストとして出演する去年11月の本格復帰公演を経て、今年6月の公演に向け毎日遅くまで練習を続ける彼。

今日、久しぶりに彼の顔を見てきました。お互い増えた顔の皺。昔並みにはいかない体力の衰えも受け入れて、「二度目の夏」に挑む彼の姿は、私にちょっと勇気を与えてくれました。 夏の公演が終わったら久しぶりに飲みましょう。私は晩酌はしませんが、今夜お酒代わりに食べたトマトは、いつもよりちょっとおいしかったよ。

2006年5月26日 (金)

ワンコインで名画を「所有」する愉悦

眠気まなこでファンデを塗る午前8時。今日もお仕事。ドレッサーの鏡に映る時計代わりのテレビ画面には、「最近太ったなー」と感じる小倉智昭のバストショット。「とくダネ!」のオープニングトークでした。ごらんになった方も多いと思いますが、今日のトークは「激安の映画DVDがなくなる?」なんてセンセーショナルな話題。なにしろ映画大好きの私、7月からトイレットペーパーが値上げするのも困るけど、それ以上にこのニュースは困る!と内容もよく聞かないまま一人でパニくってました。言葉の端々だけ聞いていると、どうやら2004年、映画の著作権保護の期間が50年から70年に延長された事で、1953年制作の「ローマの休日」などが著作権保護に当たるかどうかもめている、との事。私バカなんでよくわからないんですが、1953年以前の作品は「50年保護」が適用されて、1954年以降の作品には「70年保護」なるんで、1953年制作の映画はどっちなの?って話なんでしょうか? 

そういうむずかしい話はともかく、私が困るのは、家の近くで売っている「激安500円映画DVDがなくなるかも!」という事。要はこの件で映画の当たり年、1953年制作の映画の500円DVDが販売差し止めになっちゃうの?という不安なんですね。まだ「ローマの休日」買ってないのに。それが他の作品の販売に影響してきちゃうなんてことはないよねー。というのも、実は私、今その「500円DVD」にはまってるんですよ。               

Photo ゴールデンウィーク前から突如家の近くのスーパーやホームセンターに出現した500円DVDコーナー。連休にどこへも行かないお客さんを狙った企画なんでしょうが、私にとってそこはもう宝の山。かねてから欲しかった作品を買い漁って一人贅沢に自宅で映画鑑賞会を開いていました。「一日一本」なんてペースがちょうどよく、バラエティー番組を「間食」にしながらの、「今日のメインディッシュ」的な扱いで、いにしえの名作を堪能させてもらってました。いやーやっぱり500円とはいえ「レンタル」じゃなくて「所有している」という感覚はいいもので、パッケージまで愛おしくなってくる始末。昔の話をするのもアレなんですが、私は昔いわゆる「サスペンス映画オタク」の時期がありまして、典型的なヒッチコックびいき。 「サイコ」のシャワールームでの殺人シーンのカット割りから始まって「めまい」のチャペルのシーンのすばらしさや、「第三逃亡者」の「ドラマー・マン」へのワンカット寄りなど、まあ語りだしたらきりがない、イヤーな奴だったんですよ。最近はさすがにそんな情熱はなくなったんですが、それでも500円となれば揃えたいのは偏ったジャンルになりまして。

Photo_1 ここ数日、改めて見直してみてやっぱりスゴイ!と感動した映画が「恐怖の報酬」。1952年のフランス映画で、ヒッチコックと並ぶサスペンス映画の巨匠、アンリ・ジョルジュ・クルーゾーの作品です。この映画が成功した最大の要因は骨太のシチュエーションとシンプルなストーリーでしょう。「油田で起こった火災を爆破によって消す為に、現場へ危険なニトログリセリンを運ぶ高報酬の仕事に挑む、食い詰めた4人の男たち」これだけで言い尽くされてしまうストーリー。シンプルであればあるほど、監督の料理次第で傑作にも駄作にもなる最高の「食材」です。昔これを観た時は「最高のサスペンス映画!」と思ったものでしたが、今回観直してみて、「どんな困難にも取り組む姿」なんてお説教じみた事を考えてしまった自分は年をとったんでしょうか。1977年のウィリアム・フリードキンによるリメイク版も嫌いじゃないんですが、やっぱりクルーゾー版の引き立て役になっちゃいましたねー。                            

ところで、最初の話に戻りますが、「とくダネ!」で小倉さんが言っていました。「激安DVDは原版がオリジナルではなく、DVD化した会社が持つプリントを元にしている。その為作品によっては画質、音質が劣化している物も多く、ラインナップされている作品に思い入れがあるファンは、やっぱり高くてもオリジナルマスターからのプリント版を買ってしまう」というような事ですね。こういう事って「人生の成熟度」が関係してくるんでしょうか。年齢じゃなくてね。「恐怖の報酬」でペーター・ヴァン・アイクも言っています。「何年生きたかじゃない。何を見てきたか、だ。」私なんかはまだまだですね。「数」で喜んでるんですから。。

2006年5月25日 (木)

チロルの鬼

三週間に一日、私には結構ハードな仕事が待っています。一日通しての肉体労働。確かにそれくらい体を使わないと筋肉は落ちるしプロポーションにも影響するので、私としてはまあ歓迎できる仕事なんです。今日がそのハードワークの日だったんですが、さすがに一日が終わると体中の力が抜けて、歩く姿も痛々しい「とぼとぼ歩き」になってしまうのでした。疲れた時は甘いものを。というわけで、私の足は一直線、行き着けの大型駄菓子ショップへ向かうのでした。なんか私の「行き着け」は駄菓子屋とかおもちゃ屋とかお子様な所ばっかりですが、事実だからしょうがありません。

自宅から歩いてすぐの所に、倉庫を改造したちょっと風変わりなお菓子屋さんがあります。そこが私の行き着けの大型駄菓子ショップ 。事実かなりの広さで、広大な店内には昔懐かしいお菓子から最近デビューしたニューフェイスのお菓子までが所狭しと並んでいます。でもここの主役はちょっとちがいます。普通のお菓子屋さんの主役が「森永」や「明治」「グリコ」や「カルビー」なんて、テレビでコマーシャルをオンエアしているメジャーメーカーの商品とすれば、このお店で主役を張るのは「オリオン」「チーリン」「菓道」「やまと」といった、いわゆる「駄菓子メーカー」の商品なのです。駄菓子ですから商品一つあたりの値段も10円や20円、高くても50円とか・・・メジャーメーカーの商品もあるにはあるんですが、あくまで主役は「駄菓子」。そんな気概あふれるお店なんです。

そんなお店ですから、お客さんも学校帰りの小学生から子供連れのお母さん、昔を懐かしんでデートの途中に立ち寄るカップルなどが多く、近所ではちょっとした「癒しスポット」となっています。私もそんな癒しを求めてフラフラと立ち寄る一人なんですよ。さて、このお店にはもう一つ「おとな買い」ができるという特徴があります。つまり「箱買い」「ケース買い」が可能という訳。毎日「寄り道」ができる子供たちはともかく、たまにしか寄れない「大きなおともだち」には大変うれしい事で、お店の隅に積まれた駄菓子の包みをカゴに入れ、レジへ持っていく高揚感は、子供の頃から少しも変わっていません。            

このお店での私のお気に入りは、(このお店としてはサブ扱いなんですが)何といっても「チロルチョコ」。メジャーすぎてちょっとつまらないんですが、おいしいものはしょうがない。数々のバリエーションを食べ続けて数年。いろいろな味を楽しむことができました。ところがこのチロルチョコ、意外にも「期間限定品」が多い事をご存知ですか?つまり「一定期間中じゃないと味わえない物が多い」という事。先日も買い溜めしておいた冬季限定販売の「きなこもち」が切れて、禁断症状に陥っていたのです。それをさらに上回る新作「ミックスベリー」を店頭で見かけなくなって数ヶ月。(私の近くだけかしら・・・)「もーだめ!」と思った頃に新作「サンバでチャチャチャ」が発売されて乾きは癒され・・・という具合です。(バカでしょ)そんな私は今日お店を覘いてみて、夏の訪れを実感しました。「期間限定」の文字がSany0134_1 Sany0126 パッケージに躍る、「夏はやっぱりかき氷」の登場です。いちご味、レモン味、まっ茶味の三種類が10個入って価格は100円。最近このお店は覘いていなかったのでデビューはもっと前かもしれませんが、私にとっては今日がファーストコンタクト。同時に見つけた「BIGチョコモナカ」と一緒に「箱買い」です。レジで目を合わせたお店のご主人もチロル好きのお客と覚えていてくれて、「あ・・・ありがとうございます」とちょっとカミ気味の挨拶をしてくれました。

ネットでチロルチョコを検索してホームページを見ると、チロルのバリエーションの数には驚きます。ほとんど食べてないじゃん。「チロルチョコの完全制覇」を「私が達成したい小さな目標」として「さんま御殿」に投稿しても、きっと採用されないでしょうね。

2006年5月24日 (水)

街角オタクその1「地球防衛軍」

「いかにも怪獣が顔を出しそうな山の稜線」って見かけたことありませんか。田舎道をドライプしていて遠くに山を望む時、私なんかは頭の中で「特撮映像変換ソフト」が起動して、「この稜線だったらバラゴンなんか似合いそうだよね。」とか思ってしまうんです。そんな日に限ってノースリーブのワンピースとか着てたりするんで、頭の中とルックスのギャップがすごいんですが。7月公開の映画「日本沈没」の樋口監督も、怪獣出現のバックロケーションとして「高圧鉄塔のある新興住宅地」のイメージを挙げ、自身が特技監督を務めた「ガメラ2」で実践しています。怪獣好きってそんな悲しい習性があるんですよ。

今週は日曜日も仕事なので、今日の仕事はちょっと少なめにお昼で終わらせて、午後からいつものウォーキングに出かける事にしました。お天気も良く、午後は気温も上がりましたが、風が強かったのでこの間の日曜日ほど熱中症じみた展開にもならず、気持ちよく歩けましたが。平日なのでいつもの公園は人影も少なく、日曜日に写真の撮れなかった「オタクポイント」も撮影OK。そう、前フリにあった通り、今日のネタは「街角で見つけたオタクないろいろ」のご紹介です。                                        

Sany0114 Sany0116         Sany0119_1 これ、なんだか分かりますか?子供に人気の「パラボラ」という公園の遊具です。2基のパラボラが数メートル離れて向かい合っていて、片方の前で音を出すと、音がパラボラに反射してもう片方のパラボラの前でよく聞こえる、という。私は最初これを見た瞬間、「マーカライトファープ!」と思わず叫んでしまいました。この聞きなれない言葉、呪文じゃありません。昭和32年公開の東宝映画「地球防衛軍」に登場した科学兵器です。映画は「ゴジラ」でその名を不動のものとした「特撮の神様」円谷英二がその持てる力を存分に発揮した空想科学映画で、宇宙船、ロボット怪獣、科学兵器の数々がこれでもかと戦いを繰り広げる楽しい映画でした。「マーカライトファープ」は、突如地球に来襲した怪遊星人「ミステリアン」に対抗して地球人類が開発した言わば「決戦兵器」で、設定では「直径200メートルのレンズ」!パラボラ部分から光線を発射してミステリアンの基地を攻撃する展開に、私などはひどくカタルシスを覚えたものです。

おそらく東宝の特撮映画ファンには「パラボラ・コンプレックス」の方々が多い事でしょう。この「地球防衛軍」以降東宝特撮映画にはパラボラを使った兵器が続出し、魅力的な活躍を見せてくれたからです。その為街中でこんな「立派な」パラボラなんぞを見かけると、ちょっと興奮気味になってしまう私のような人種が育ってしまうんですね。ひょっとすると私がいそいそとウォーキングに出かけるのも、この「マーカライトファープ」会いたさゆえなのかもしれません。ちなみにこれで遊ぶ子供たちはこんな映画を知っているマニアな子が居るわけもなく、数人が二手に分かれて2基のパラボラの前で声を出し合っているんですが、地声が大きすぎてパラボラに反射させるまでもなく十分聞こえちゃうという可愛い光景がよく見られました。一緒に連れてきていたお母さんも「そんな大きい声だと普通に聞こえちゃうじゃないの」と笑ってたりして。こういう場面を見るのもまたたまらなくいいんですよねー。「地球防衛軍に興奮する私」「子供をいとおしむ私」どちらも私なんですよ。

2006年5月23日 (火)

ウチのご神体「パゴスちゃん」

間欠ワイパーの奏でるけだるいリズム。ダッシュボードのブースカもどこか元気がなさそう。そんな小雨の中の帰宅でした。雨のおかげで髪はパサパサ、メイクは崩れるし・・・泣きたくなるような一日。こんなテンションの低い日はサッとシャワーを浴びて、久しぶりに「ウチのご神体」のご機嫌をうかがうことにしましょう。                    

夕食をすませ、部屋の隅のコンテナボックスをおもむろに運び出します。中に鎮座するその姿こそ、我が家に数年(短いね)伝わるご神体「パゴスちゃん」なのです。

Pagos3 まあ、ごらん頂ければ何の変哲もない、むしろ「なんじゃこれは」レベルの「ソフトビニール怪獣人形」です。これがなぜ「ご神体」なのか?こんな雨の日は、数年前のこれにまつわる記憶をひもといて、自分のテンションを上げたいと思ってしまう訳です。「たまたま雨宿りしたひさしの隣に居合わせた、話好きのたわごと」とでも思ってお付き合い下さい。

この「パゴス」、「ギリシャのソフィスト」でも、「電気のいらない扇風機」の名前でもなく、昭和41年放送の特撮テレビ番組「ウルトラQ」の第18話として放送された「虹の卵」というタイトルのお話に登場する地底怪獣の名前です。災いの前兆という「サザメ竹の花」が咲いた時、地底から現れて近くで運ばれていた濃縮ウランを狙う、正統派怪獣。その濃縮ウランを「どんな願いもかなえてくれる<虹の卵>」と思い込み、足の悪いおばあちゃんを助けようとする子供が見つけて・・・というお話です。言っておきますが「ウルトラマン」は出てきませんよ。この人形は番組に登場する「本物」よりかなりかわいく作られています。まあこれは放送当時に発売されていた子供向けのおもちゃの復刻版なので。当時の物はお宝ブームのおかげでプレミアがついちゃってとても手がでません。その「復刻版」を後生大事にしているのには訳があるんです。                                                                              

4年ほど前、私の住む町で、この「ウルトラQ」で主役を演じた西条康彦さんと桜井浩子さんがトークショーを開きました。 「ウルトラQ」のDVD販促イベントだったんです。本当は主人公役の佐原健二さんを入れてトリオで怪事件を追うドラマなんですが、この「二人だけ」のトークショーっていうのがまた良かったんですよねー。「主人公の目を盗んでちょっと裏話しにきちゃいました」という雰囲気で。のびのびと話す姿がほほえましいイベントでした。その後、 「記念写真タイム」 というのがありまして、要はこのお二人の真ん中に立って記念写真を撮ってもらうという、(ポラロイドでしたが)夢のようなイベント。私にとって桜井浩子さんは「マイ・フェバリット・ウルトラヒロイン」なんですよ。アンヌ隊員の比じゃないんです。活動的な女性記者の姿が「あんな風になれたらいいな」と子供の私には映ったんですね。その役名「江戸川由利子」こと桜井さんと握手。「戸川一平」役の西条さんも加わって3ショットで写真。 そりゃテンション上がりますよね。                                                                    

その写真タイムの為に、当日詰め掛けたファンは自分の持てる「ウルトラQ」グッズを選りすぐって、記念写真に写りこませようと奮闘するのでした。かくいう私も頭をひねったんですが、そんな貴重な物なんて持っちゃいません。たまたま安く手に入ったこの「パゴス」をバッグにねじこんで会場へ向かいました。桜井さんとの話のきっかけにでもなればと思ったんです。それがいざ自分の番が回ってくると、これがまた意外にもご本人の食いつきがいい。「あ、これなんて怪獣でしたっけ?あーここまで出てるんだけど・・・ウルトラQの怪獣でしたよねこれ!」というノリで。なんてフレンドリーな・・・ 写真を撮った直後、お二人から耳打ちがありました。 「この怪獣に、よかったらサインしましょうか?」ちょっと耳を疑いました。事前にイベントのスタッフから、会場が混乱するのでサインは要求しないで下さいと説明があったからです。それがご本人から申し出があったなんて。「全員撮影が終わったらしますから待っててください。」桜井浩子さんに「後で待ってて」と言わせたオタク!    

Pagos2_1                             まあなんの事Pagos1_1はない、グッズを持参したファンには全員声を掛けられていたようで。撮影終了後、二人で「サインしまーす」と(マイクを使わずに)会場に呼びかける姿は今でも目に焼きついています。優しい人だなー。写真はその時もらったサイン。役名とお二人のお名前が、「バゴス」の背中に書かれています。その瞬間、この 「パゴスちゃん」は、ウチのご神体になったのでした。会場に怪獣のソフビを持ってきていたのは見回したところ私だけだったようで(皆さんは色紙とかムック本とか大人なグッズが多かったので、ちょっと私は肩身が狭かったですが)これは本当にいい記念になりました。私にとってこの「パゴスちゃん」は、復刻版とかサイン入りの付加価値とかそういう物じゃなく、憧れの桜井さん、西条さんとの至福の時を与えてくれた「虹の卵」なのです。

で、私よくわからないんですが、ソフトビニール素材って時間の経過によって「可塑剤」が抜けて割れやすくなるとか、サインのマジックペンの油分が飛んで、サインが薄くなるとか聞いたんですが、本当なんでしょうか?今のところそんな兆候は見えないんですが、なにせ「ご神体」なもので・・・無知な私は「せめて紫外線対策を」と、専用の黒のコンテナボックスに厳重にしまいこんで、たまーにしか眺めないんですが。あまり出しておくと、婚期が遅くなるとか・・・おひなさまか!    

2006年5月22日 (月)

ウルトラマンを買ってお家に帰ろう

何個も持っているのに、それを目の前にするとどうしても手が出てしまうアイテムってありませんか?私の場合いくつかそんな「物質欲のツボを衝くスティンガーアイテム」的なものがあります。朝7時からの仕事がお昼の3時に終わり仕事場を出た私は、行き着けの 「某有名オタクグッズリサイクルチェーン」に向かったのでした。まあご他聞にもれず、私オタクイーンとしてはその手のグッズに目がないわけでして、またそういうアイテムに限って販売個数、販売期間なんかが極端に限られている上、情報にうとい私などは「えっ?そんなの出てたの?」と、遅れた情報を前にガックリと肩を落としていきおい「中古市場を漁る」ような動きにならざるを得ないのです。

いつもの店の、いつもの商品棚。つらつらと目を走らせていると、ある一点で眼球がフリーズしました。次に出た心のセリフは「うーん、これ持ってるしなー」。

「これ」というのが今回のタイトル「ウルトラマン」の電動歩行プラモデル。昭和41年に日本のプラモデル普及に大きく貢献した「マルサン商店」から発売されたプラモデルの、これは復刻版です。今から7年ほど前に発売された物なんですが、販売個数が少なく、また価格が5,800円ということもあって、貧乏人の私にはなかなか大量購入に踏み切れなかったアイテムでした。発売当時2個手に入れるのが精一杯で、その後もこうした中古店で細々と集め、今家にある「在庫」は4個。その内成型色違いが1個という感じなのです。

普通の人から見れば、「なんで同じ物をそんなに買い込むの?あんた業者?」って感じでしょう。事情通の方々には常識すぎて申し訳ありませんが、ここで模型マニアの「定義」を簡単にご紹介しましょう。 「模型の3個買い」の定義です。プラモデルは1アイテムにつき3個は必要。1個はストレート組み(普通に組み立てる)・1個は改造する・そしてもう1個は、そう、保存用です。これは本当にお金のあるモデラーの人たちの、言わば「理想」ですよね。私みたいにしがないOLにとって、こんな夢みたいな環境はそうそうできません。でも、この「ウルトラマン」をはじめ、ごく一部のアイテムに限って、私の中の「オタクの血」を沸騰させる力を持っているのです。  

私の主義、というよりも「性」なんですが、私の模型の理想的な環境は「4個買い」なんです。残りの1個は「観賞用」。模型を部品の状態で「愛でる」。だって作っちゃったらもう部品の状態は見られないもん。「保存用」は手を付けたくないし、いじり倒すなら「観賞用」に1個欲しいというのが切なる願い。確かに模型は作ってみて初めて楽しんだ事になるとは分かっているんですが、他のブログやホームページですご腕のモデラーさん達の作例を見た後では、「できないよー。動力の配線も苦手だし、第一本体色のシルバーをムラなく塗れないよー」となってしまう訳です。せめてパーツの状態でキットを眺めながら、完成状態を妄想するという、おバカな私をお許しください。

Ultra2 という訳で、この「ウルトラマン」、価格も中古とあって税込み3,150円。「彼」が家へ来てくれれば、成型色違いを別格として(分かる方なら分かる、例の蓄光版です)通常の成型色が4個揃う訳です。「うーん、今日冷蔵庫何があったかなー?今日の分のご飯ぐらいなんとかなるか。食費がこっちに回せるかー。あんた、家来る?」てな訳で、M78星雲の「電動光の巨人」はめでたく家の住人になったのでした。ちなみに写真は、大きい方の箱が今日買った電動キット。小さい方の箱は特別出演、去年発売された縮小版キットです。今、このブログを書きながら見てますよー。「うーん、フォルムはやっぱり本放送当時のプレスリリースにあるTBSサイドのデザインが元なのかな。成田亨さんもこのカラータイマーは嫌だったんだろーなー・・・」あーあ、自分でもなにやってんだか。         

2006年5月21日 (日)

ウォーキング燃ゆ

夜が明ける前から決めてました。「今日は汗かくぞ!」ここ最近まともに運動してなかったので、この晴れて気温も高くなりそうな日曜日をムダに過ごすのはもったいない、とひそかに狙っていたのでした。とは言ってもちょっと仕事が残っていたので8時からの「仮面ライダーカブト」をリアルタイムで観て、「井上敏樹の脚本はど~なの?」と首をかしげたあと、昼過ぎまでにチャチャッとかたづけ、ご飯を食べたらさあ、今日のメインディッシュ、「公園までのウォーキング」に挑戦だ!

実は私、2年前の今頃、今より20キロ近く太ってたんです。服のサイズも今だから言える21号!さすがにこれじゃヤバイと一念発起して、無謀とは言いつつも始めたのがこの「ウォーキングダイエット」!その時は目いっぱい太っていたので、(まさに)あっという間の3ヶ月で18キロのダイエットに成功したのでした。(まあその後の2年で4~5キロの増減はありましたが・・・)服のサイズも11号程度でなんとか間に合い、とりあえずは「市販の服がお店で選べる」普通の楽しみを満喫できるようになったのでした。涙がでるほど嬉しかった!(周りからは病気?と心配もされましたが、そこはそれ「ダイエット税」ってことで)今年もリバウンドとの戦いの火蓋を切って落とす日曜日がやってきたのでした。                                                 

そんな気合の入ったウォーキングですから、装備も普通じゃありません。身に着ける「装備品」は、下着の上にTシャツ3枚、トレーニングウェアの上下、そしてさらに「超兵器サウナスーツ」の計8枚!このサウナスーツは優れもので、袖と裾をマジックテープで留められるので、発汗効率も抜群なのです。(これを着こんでいる時なんかテンション上がりまくりで・・・)首からストップウォッチをかけたら、モコモコの変質者の出来上がり。さあ出発です。                                                    

Sany0058 家の近くには大きな池を取り囲む緑地公園があります。ここが毎年の私のウォーキングコース。ブログ用にデジカメで公園の様子をカシャカシャと撮りながら歩きます。お昼一時すぎの公園は家族連れでいっぱい。みんな芝生にシートを広げてお弁当タイム。犬を散歩させるお母さんやデート中のカップルも居ました。そんな中黒づくめで写真を撮りながら歩く私はさぞ浮いて見えたことでしょう。写真は公園の中の散歩道。木漏れ日が気持ちよかった・・・                                                   

Sany0066 ところが異変は音もなく近づいていました。思った以上に発汗効果が大きく、体力が奪われて息も絶え絶え。これはもう「熱中症」じゃないの?目まいに立ちくらみ、足はもつれるし・・・開始から45分、さすがにピッチ上げすぎ!という訳で、意識がブラックアウトする直前、ようやくこの公園の中央にある「池」にたどりついたのでした。実際にはここでも上がった息はおさまらず、10分ほどベンチに倒れ伏した後のスロースタートだったのですが・・・  やっぱりこの季節3日目のウォーキング。無理するもんじゃないなーとチョイヘコみました。1時間30分歩いて落ちた体重は1.4キロ(おお!)まあ、すぐ戻っちゃうんだけど、経験上この繰り返しが勝利への道なのよ。                              

さて、こんな過酷なウォーキング中にも「オタク」な私はネタを探していました。写真を撮りたかったんですが、公園の中にあるので遊びに来た子供たちに占領されて撮れなかったんです。それはまた、別の機会に。(大したネタじゃないんだけどね。)

2006年5月20日 (土)

ブースカ大好き

Sany0049_1  「だけど心なんて お天気で変わるのさ・・・」と、雨あがりの道を原付で出社。そう、土曜日も仕事なんですねー。薄着の格好が心なしか気分まで軽くしてくれます。今日の仕事は「ヒマ」だったので早めに切り上げて、オタクな趣味に没頭することに決めました。日が沈む前に家へたどり着いて、まず癒しの映像、ハードディスクにためてある「快獣ブースカ」なんぞを見ながら夕食です。 この「快獣ブースカ」昭和41年に放送された特撮コメディー番組。今CS放送の「チャンネルNECO」で放送中なので、DVDボックスが高くて買えない貧乏人の私は全話エアチェックをもくろんだのでした。 今まで放送された第5話までをあらためて見直してみると、(年がバレますねー)やっぱり「ウルトラQ」「ウルトラマン」を制作した円谷プロが、その2作品と同じ年に制作した番組だけあって、どことなく都会的と言うか、時代の空気は感じるんだけど普遍的というか、まあともかく楽しめました。(精神年齢と「特撮鑑賞専用精神モード」の働きも大きい)。例えば第5話なんかですと、主人公の大作君のお父さんにはテキサス州に兄弟が住んでいるという設定なんですよ。(繰り返しますが昭和41年!)そのテキサスからお父さんの姪御さん、つまり大作君のいとこの女の子が遊びに来るというお話。ブースカ大活躍の巻です。この頃の円谷プロを支えた脚本家金城哲夫の作風と趣味(必ず出てくる黒づくめの悪人とかね)が全篇にわたったのどかな作品でした。「Q」「マン」は海外輸出を念頭に制作された作品なので、この「ブースカ」にも多少の影響があったのかもしれませんね。いやーほんとに癒されるわ。 写真は家にあるブースカグッズを集めて撮った「家のブーコレ」です。レアなものは特にありませんが、見ているだけでのどかな気分になるこんなグッズに囲まれて、オタクの私は今日も癒されるのでした。 (ちなみに愛車のダッシュボードにもブーちゃんが一人、常駐しております。)

2006年5月19日 (金)

黒ジャケとデニムミニの憂鬱

雨の朝。5時起きの体を温めのシャワーでウォーミングアップ。みのもんたの額のシワを数えながらのドライヤー。「今日は絶対髪まとまらないなー」とすでにブルー。化粧水が切れかかってる。ボンヤリした頭ではメモさえできない。軽く耳のそうじと爪の手入れをした所で出社前最大の難関、「何着てく?」

ここ数日、ぐずついたお天気が続きますねー。貧乏人の私には、着回せる気の利いた春物なんぞ数えるほどもありません。だいたい朝から雨なんて、服選びだって気合の入れようがないってもの。絶対ぬれちゃうわけでしょ~が。というわけで、タイトル通りの組み合わせとあいなるわけです。ちなみにトップスのインナーはこの春一押しのマリンボーダーキャミ。足元だけは手抜きで黒のサンダル。

これが普通のOLさんのブログなら石を投げれば当たるほどあるでしょう。ここからが私、「オタクイーン」の違うところ。5時起きには訳があるんです。メイクに時間がかかるんです。男ですから。やがて8時。さあ出勤。

こんな生活をはじめてから一年と少し経ちました。キャミもスカートも、もはやすっかり「着替え」感覚。街を歩くのもまったく抵抗感がありません。まあ男だろうと女だろうと「自分は自分」なので・・・と最近は開き直ってます。仕事上は男女関係なく「社会人」ですからねえ。まあこのへんのお話も、おいおいできればと思いますが。「自分は自分」という部分は、趣味についても言えまして、以前は「やっぱり女性として過ごすなら」と、それらしい趣味を見つけようとも思ったんですが、(以下は女性の諸先輩方は同感されるでしょうけど)そうやって無理に始める趣味ほどリアルな女性からは浮いて見えると分かりまして、「趣味なんだから」と思うがままに楽しむことにしました。 ブログのタイトル通り、(わかる人にはわかるでしょ?)まあ、いわゆる「古いタイプのオタク」です。1970年代に幼少時代を過ごした方々にのみ共有できる「時代の空気」のような、どこか捉えどころのない物をとりとめもなく綴っていきたいと思います。なんて言いながら自分の存在や日々の戯言なんかも入りまくりで。言ってみれば「自分というサイコロをころがして、今日の出た目で話すサイコロトーク」ってところです。今の気分は「オレ様ナンバーワンライダーの天道総司の後ろで鳴り響くギターの調べ。「チッチッチッ!日本じゃ2番目だ!」早川健の登場だ!」なんて、見たいですねー。ってとこかな?(ね、オタクでしょ?)

トップページ | 2006年6月 »